韓国大統領、生中継で「酒の場で隣に若い異性を座らせるな」と全国の公職者に呼びかける…なぜ?
李在明(イ・ジェミョン)大統領が、韓国全国の公職者に対して「酒を飲んで楽しむのは大いに結構だが、隣の席に若い異性を座らせるようなことはするな」と呼びかけ、性的不祥事について格別の注意を払うよう指示した。
李大統領は7月15日、青瓦台(韓国大統領府)から生中継された第2回業務報告の締めくくりの発言で、「大韓民国のすべての公職者に聞いてほしい」として上記のように述べた。
李大統領は「未だにそのようなケースが時々あるようだ。大体はそうではないのだが」と切り出した後、「若い異性の職員はおもちゃではないではないか」と強い口調で批判した。
続いて「そのような扱いを受けること自体、もの凄く憤慨すべき状況だ」とし、「以前はすべて受け入れ、甘んじて受けていた。しかし(今は)そのような態度、そのようなマインド自体が人格への冒涜だ」と指摘した。
また「(そのような扱いが)対等な人格的主体として接しているわけではないではないか」とし、「対象として、手段として(扱っているのだ)。その考え自体、もはやあってはならない」と重ねて強調した。

李大統領のこうした発言は、最近の韓国における公職者社会内部で発生した悲劇的な事件を念頭に置いたものと受け止められる。
李大統領は「少し前にもそのような事件が起きたようだから申し上げることだ」とし、「昔は何の問題もなかったが、今は許されない。大変なことになる」と警告した。
そのうえで、公職者たちに向けて「本人は些細なことだと思っていても、世間はそうではない」とし、「非常に残酷なほど深刻な問題だ」と改めて警告した。
実際に昨年10月には、光州(クァンジュ)の光山(クァンサン)消防署に所属した女性消防士が、全南(チョンナム)で亡くなった状態で発見される痛ましい事件があった。
国務調整室の調査結果、故人は生前に職場内でのいじめに加え、頻繁な飲み会への参加を強要されていたことが明らかになり、上司らは会食の席で執拗に飲酒を強要していたことが発覚して社会的な怒りを買った。
(記事提供=時事ジャーナル)
