開催国カナダの快進撃は16強で幕を閉じた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

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 スコアを見れば完敗だが、内容はそうではない。

 現地7月4日に開催された北中米ワールドカップのラウンド16で、3回目の出場で初めて決勝トーナメントに進んだカナダ代表は、モロッコ代表とアメリカのヒューストン・スタジアムで対戦。スコアレスで折り返して迎えた後半に失点を重ね、0−3で敗れた。

 自分たちの方がより良い形で試合を進めながら、先制点を奪えずにいると、50分にFKから被弾。さらに82分と90+8分に鋭いカウンターを浴び、失点した。

 アフリカの雄に仕留めきる力の差を見せつけられた格好だ。非常に悔しい敗退となったなか、カナダ代表の公式Xがタイムアップ直後に、ハートの絵文字付きで「Thank you, Canada」と題した感動的な声明を発表。「どんな物語にも終わりはある。ただ、今回の結末はどうしてもそうは感じられない」と切り出し、次のように伝えた。
 
「今、この痛みは本物だ。私たちは、歴史を書き続けられると信じてここに来た。その信念が深く根付いているからこそ、試合終了のホイッスルを受け入れるのは容易ではない。ここ数週間、私たちは国中がこのチームに夢中になる様子を目の当たりにした。街は赤一色に染まり、リビングルームはサポーター席と化した。かつては先祖代々の故郷のエンブレムを身にまとうことを夢見ていた子どもたちも、新たな夢を見出した。

 私たちは常に、ここがフットボールの国だと信じてきた。今、それが事実だと分かった。歌い、遠征し、スタジアムを埋め尽くし、誇りを持ってエンブレムを身にまとい、私たちと共に信じてくれた全ての人へ...ありがとう。君たちは、その道のりの一歩一歩で私たちを支えてくれた。

 歴史はピッチ上でだけ作られたわけではない。この国中の家庭、学校、公園、パブ、そして地域社会で築かれた。誰かが信じることを選んだその度に、歴史は刻まれていった。私たちのワールドカップの旅は幕を閉じる。しかし、カナダのフットボールの旅は、まだ始まったばかりだ。またすぐに会おう」

 赤き勇者たちは誇りを胸に、胸を張って北中米ワールドカップを去る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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