沖縄県選挙ニュース

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 任期満了に伴う10月の那覇市長選で、米軍基地問題で政府と対立する「オール沖縄」勢力が統一候補の擁立を初めて見送る方向で検討に入ったことがわかった。

 複数の関係者が明らかにした。同勢力を構成する政党が、立候補予定の知念覚市長(62)を推す動きがあるためだ。知念氏は9月の沖縄県知事選で自民党や公明党県本部などが推薦方針の同市の前副市長を応援する意向。同勢力の選挙態勢が知事選と市長選との間で異なる可能性が出てきた。

 同勢力は知事選で、3選を目指す玉城デニー知事(66)を支援。これまでは知事選と市長選の双方で自民の対立候補を擁立し、連携して選挙戦に臨む「セット戦術」を展開してきた。大票田の同市の票の行方が知事選に与える影響は少なくない。

 2022年の前回市長選では自公が推した知念氏が、玉城氏が選対本部長を務めた同勢力系候補を制し初当選した。知念氏は近く、自公に加え、市政運営に協力的な同勢力の立憲民主党と地域政党「沖縄社会大衆党(社大党)」にも推薦願を出す方針。立民、社大とも検討に入る見通しだ。一方、両党は県議会で玉城氏を支える県政与党の立場。知事選では玉城氏を共産党などと支える。

 知事選で、知念氏は今年2月まで自身の下で副市長を務めた古謝玄太氏(42)を応援する考えを示している。自公のほか、国民民主党や参政党なども古謝氏を支える方針で、玉城氏と事実上の一騎打ちとなる見通し。知事選と市長選を巡る同勢力のスタンスや選挙態勢が注目される。