酷暑に備えてUVカット&断熱フィルム貼ってみた(後編)【連載:遠藤イヅルのB11型日産サニーカリフォルニア再生&快適化計画 #18】
容赦なく日光を車内に運んでくれるカリフォルニア
こんにちは。イラストレーター兼ライターの遠藤イヅルです。所有中の1985(昭和60)年式『日産サニーカリフォルニア』の『再生』と『快適化』のレポート連載の第18回は、カーフィルム貼り付けに関する顛末の後編です。
【画像】昭和60年式日産サニーカリフォルニアに、酷暑に備えてUVカット&断熱フィルム貼ってみた! 全9枚
『カーフィルムを自分で貼ってみた』の前編では、窓が大きく容赦なく日光を車内に運んでくれる(涙)B11型サニーカリフォルニアの暑さ対策をしよう、ということで、カーフィルムの貼り付けを行うことに。

赤いボディカラーと『カリフォルニア』という車名から、太陽が似合うクルマではあるのですが、いかんせん窓から入る太陽光が暑すぎます……。 遠藤イヅル
前回はリアドアのみの施工だったので、後編では残りのリアクォーター、およびリアゲートの窓にもフィルムを貼っていきます。
リアドアへのカーフィルム貼り付けからは約2週間経っているのですが、それもあって少し残っていた気泡類も消えました。貼り方やコツはだいぶ掴んだので、まずは二次曲面で貼るのがラクなクォーター窓から開始です。
前編で書いた通り、フィルムが足りなくなって作業終了し、使ったフィルムは現在廃盤ということが判明。しかも同じ会社からは同等品が手に入らなさそうだったので、今回はネット通販で、可視光透明率89%という『ブレインテック』の透明断熱フィルム『IR-88CL』を選んでみました。前回の反省から、長めに幅50cm×長さ6mで調達しました。
便利な開閉式のクォーター窓があだに
貼り付けの手順は前編と同じです。貼る場所の窓の外側から型取り、型に合わせてフィルムを切り出し、窓の内側に貼り付けます。
ところが、左側のクォーター窓は特に問題なく貼ることができたものの、右側は難儀しました。というのも、B11型サニーカリフォルニアは右クォーター窓が手動開閉可能(詳しくは連載第3回をご覧ください)なので、その動作機構となるワイヤーが窓に付いているのです。つまりフィルム貼りでは、その基部を避けねばなりません。

左クォーター窓にフィルムを貼り付け中。 遠藤イヅル
貼った後で逃げをカットすればいい、と甘く考えていたのですが、いざ貼ってみるとワイヤー基部の周囲に手が入らず、カッターでキレイに切り込みを入れるのはたいへん困難でした。そのためワイヤー基部のあたりで分割して一度剥がし、基部周辺を丸くカットしました。
さらにワイヤー基部のでっぱりで浮いたフィルムが綺麗に窓に密着せず、その影響で貼り付け時にシワが入ったため、結局すべて貼り直しました(汗)。これなら型取り、カットの段階で基部をくり抜いておけばよかったです。
そしていよいよリアゲートの窓に挑戦です。この窓は上下左右方向にカーブがついているので、柔軟性がないカーフィルムをそのまま貼ると、端部にシワが入ります。
そのためプロショップでは、貼る前に外側にフィルムを置き、ヒートガンで熱をかけて窓のカタチになじませる『熱成形』を行い、1枚貼りを行うこともあります。
いよいよ難関のリアゲート窓にチャレンジ
しかし、熱成形は極めて高い技術が必要と聞きます。筆者は昔、看板のフィルム貼りを職業としていたものの、さすがに1枚貼りは難しいと思い3分割で貼ることにしました。
使用したフィルムは、同じくブレインテックの透明度80%『IR-80CL』。幅50cm×6mを購入しました。

内側に貼ったフィルムにスキージーを当て、水と空気を抜きます。キットに付属のヘラだと上手く貼れない気がしたので、かつての愛用品で作業しました。 遠藤イヅル
まず、幅25cmずつカットしたものと、50cmのままのフィルムを窓の全幅に合わせロールから切り出します。その3枚をそれぞれ2〜3cmくらい重ねて窓に仮置きした後、窓の黒フチを丁寧になぞって型取りします。終わったらフィルムをいったん剥がし、3枚とも型取り線の少し内側をカットして切り出しました。
続いて1枚目を窓に貼ります。施工水を吹き付けたおかげで動くので、位置決めしたらスキージーで空気と水を抜きます。同様に2枚目、3枚目を貼ったら、重なり部分(ラップ)を除去します。
ちなみに施工水は、水の入った霧吹きスプレーに対して、界面活性剤(食器用洗剤)を数的垂らして自作しています。
大面積の壁面や看板類にフィルムを貼る場合、フィルムは数ミリ重ねるのですが、カーフィルム施工でラップは除去するので、熱線をガイドに定規でフィルムをカットして、ラップ部分のみを取り去ります。この方法なら、フィルムを継いだ箇所はほぼわかりません。
こうしてリアゲートの窓もなんとか貼り付け成功……! なのですが、せっかちな筆者は貼り付け直後に拭きあげてしまい、端部の一部を剥がしてしまいました(号泣)。まさに竜頭蛇尾です。
なお施工後は雨や曇の日が続いていて、断熱フィルムの効果がいかほどなのかまだ体感していません。夏本番を迎えた頃には、改めて報告ができると思います。
(当連載は不定期掲載ですが、主に金曜日お昼頃に公開予定となります)

