高市首相は1日から3日間の日程でインドを訪問し、モディ首相との首脳会談に臨みます。今回の訪問の狙いについて、日本テレビ政治部・古谷朋大記者のリポートです。

日本外交の柱の1つ、FOIP=「自由で開かれたインド太平洋」。高市首相は今回、その実現に欠かせないパートナーであるインドとのさらなる関係強化を図る狙いです。

高市首相
「現下の国際情勢を踏まえた日印の戦略的協力関係の深化、そして経済安全保障における協力の推進、また両国企業による投資やイノベーションに向けた連携、これら3点を中心に、モディ首相とともに具体的な協力を前に進めたい」

首脳会談の主な議題は「経済安全保障」です。日印両国にとって自動車や電子機器に欠かせない半導体などについて、中国などの特定国に依存しない供給網の構築は喫緊の課題となっています。

インド北東部では大規模な半導体工場が建設中で、こうしたプロジェクトへの日本企業の投資や技術協力が期待されています。

また、AIの開発に関する協力についても共同声明に盛り込まれる方向で調整が進められています。

ある同行筋は「対中国の関係でいうと、インドは日本と同じ方向を向いている」「経済面での協力を進めることで、外交的なつながりも深まる」としています。日本政府としては、経済的な協力を足がかりに安全保障面などの連携もさらに強化したい考えです。