失望を隠せない様子のユルゲン・クリンスマン。(C)Getty Images

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 ブラジルに次ぐ4度の優勝歴を誇るドイツが、ワールドカップ(W杯)でまたしても早期敗退を喫した。

 2018年ロシア大会、22年カタール大会とは異なり、グループステージ突破こそ果たしたが、現地時間6月29日に開催された決勝トーナメント1回戦(ラウンド・オブ32)でパラグアイと対戦。FWカイ・ハバーツが54分に同点弾を挙げたものの、逆転には至らずにもつれ込んだPK戦で敗れ、3大会連続でベスト16進出を逃した。

 圧倒的優位の下馬評を覆されたドイツに、同国サッカー界のレジェンドも失望を隠せない様子だ。ESPNのインタビューに応じたユルゲン・クリンスマンはこう嘆いた。

「今夜の私たちの敗退の仕方は、壊滅的であり、恥さらしであり、誰も、本当に誰も予想していなかったことだ」

 ドイツ歴代4位タイの47得点を挙げた往年の名ストライカーは、チーム全体に敗因の責任があると指摘する。

「責任は全員にある。コーチ陣からサッカー連盟、そしてこの26人の登録メンバーに選ばれた選手の一人ひとりに至るまでだ。全員がこの大惨事に加担してしまったのだ」
 
 また、ピッチ上での戦いぶりは「雑」とばっさり。「エネルギー不足で、決断力に欠け、アグレッシブさが足りなかった」と厳しい目を向け、「120分間の戦いで主導権を握るための準備ができていなかった。パラグアイという非常に強力なチームとの戦いに挑むだけのエネルギーも、覚悟も、激しさも不足していた」と続けた。

 まさに「面目を失った」(クリンスマン)ドイツは今後、いかなる道を歩むべきか。クリンスマンは言う。

「上から下まで、すべてを疑い、議論されなければならない。もちろん、それがどのようなものであれ、結果(処分や体制刷新など)は伴うことになるだろう」

 勝負強いドイツの伝統は、もはや失われた。復権に向け、待ち受けるのは茨の道だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部