実は危険な側面も「ダブル台風」の影響で野生のオオサンショウウオが現れる
26日から27日にかけて、日本列島を襲った「ダブル台風」は各所に大きな被害をもたらした。
特に京都市を流れている鴨川では氾濫危険情報が出されたほか、今回のダブル台風にて兵庫県で70代の男性が死亡、各地で住宅が床上浸水に見舞われるなど大きな被害が出ている。
台風6号の襲来でイベントの中止や延期が相次ぐ フジロック記念すべき第1回は台風のなか強硬突破で体調不良者が続出し強制終了
だが、今回の台風は人間だけではなく動物にも危険な災害であったようだ。鴨川近辺では、「生きた化石」とも称される「オオサンショウウオ」が数匹打ち上げられたのだ。
オオサンショウウオは鴨川など西日本に生息する両生類で特別天然記念物に指定されている。大きさは60センチから1メートルとカエルよりは巨体である一方で、基本的に渓流などきれいな水の中で暮らし巣穴でしか生活できないため人間の目に触れる機会はあまりない動物である。
今回、台風によりオオサンショウウオが打ち上げられたのは、普段岩陰に住むオオサンショウウオが増水のため流されたためと見られており、SNSなどでは鴨川近辺にてオオサンショウウオの成体の写真が数多く投稿された。
ネットでは「ここまでハッキリと野生のオオサンショウウオが見れるのか」「オオサンショウウオも台風で困っているのか」といった声が相次いでいた。
だが、この希少なオオサンショウウオ。たとえ珍しい動物といっても決して手を触れてはならないという。
オオサンショウウオは国が定める特別天然記念物であるため、無断で捕獲および接触をすると文化財保護法により逮捕、罰金刑に科せられる可能性がある。
また、オオサンショウウオはかむ力が非常に強いうえにどう猛であり、目の前にあるものには何でもかみついてしまう習性がある。そのため、うかつに指を近づけると大けがをする危険性があるため、手を触れることは厳禁である。
人間のみならず動物までもが住居を追われた今回のダブル台風。台風シーズンはまだまだ始まったばかりであり、気が抜けない日々が続きそうだ。

