山形市で灯油の価格交渉 1リットル当たり123円 過去最高額に 物価高や円安など影響
冬の到来を前に、山形市で22日、県内の灯油販売価格の目安の一つとなる消費者団体と小売業者による灯油の価格交渉が行われました。物価高騰や円安の影響を受け、過去最も高い1リットル当たり123円で合意しました。
山形市消費者連合会は55年前から、市民を対象とした灯油の共同購入に取り組んでいて、その際に市内の小売業者「ジャオ」と灯油の価格交渉を行っています。
この交渉で合意した価格は県内での灯油販売価格の目安の一つになっているといいます。
石油情報センターの調査によりますと、県内での直近の灯油の配達価格は、1リットル当たり129円で、去年の同じ時期に比べ8円高くなっています。
交渉で業者側は、円安などにより灯油の仕入れ値が高騰しているほか、値段の変動が激しく今後の予想が難しいという現状を説明しました。一方、消費者側は、一度大きく値を下げ、値上げが必要な時にその都度、交渉すべきと求めました。
ジャオ 瀬野孝代表取締役常務「1リットル当たり現状は125円から126円が希望だが今週末我々の仕入れ価格が下がる予想。それを見越してホームタンク124円でいかがでしょうか」
山形市消費者連合会鈴木淳子会長「去年はホームタンク117円、ポリタンク118円だった。それが1年後、ホームタンクは128円になっていた。価格が上がったら上げましょうよ。私たちはいつでも交渉する。 まずはとにかく下げる」
ジャオ 瀬野孝代表取締役常務「今、会長が価格が上がった時は話し合いましょうと言っていただいのであと1円下げてホームタンク123円でいかがでしょう?」
交渉の結果、提示額よりそれぞれ1円安い、ホームタンク用が1リットル123円、ポリタンク用が1リットル124円で決定しました。これはいずれも去年の初交渉の時に比べ6円高く、過去最も高くなりました。
山形市消費者連合会 鈴木淳子会長「温暖化が進んだといっても山形は雪国。消費者と力を合わせ値段を少しでも安くできるよう努力していく」
ジャオ 瀬野孝代表取締役常務「なるべく消費者・組合員などに対し安価で提供したいのは本音。 今からの石油情勢を注視していきたい」
今回交渉があった灯油の共同購入をしているのは、合わせて191世帯で、今回決定した価格は24日からの販売価格に反映されるということです。
