大手ブックメーカーの優勝オッズは14倍。インテルが戦力的にも頭一つ抜けている。(C)Getty Images

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 ついにFIFAクラブ・ワールドカップ2025(CWC)が幕を開けた。世界各国から32クラブが参戦するビッグトーナメントを制するのは――。本稿ではリーベル・プレート(アルゼンチン)、浦和レッズ(日本)、モンテレイ(メキシコ)、インテル(イタリア)が争うグループEを展望する。

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 ハイレベルなチームが揃ったE組だが、断然の本命はインテルだ。2011年の世界王者でもあるインテルは、大手ブックメーカーの「ウイリアムヒル」で優勝オッズ14倍となっており、50倍のリーベル、250倍の浦和、300倍のモンテレイよりかなり高い評価ということになる。

 ただインテルにも不安要素はある。CLファイナルでパリ・サンジェルマンに0-5の惨敗を喫して、その直後にシモーネ・インザーギ監督が同じくCWCに参加するサウジアラビアのアル・ヒラルから巨額のオファーを受ける形で退任したからだ。

 怪我から復帰してきたエースのFWラウタロ・マルティネスも、アルゼンチン代表に招集はされたが、2試合で出番なく終わるなど、スタートから100%実力を発揮できるかは不明だ。

 2010年にセリエA、CL、CWCの三冠を獲得したクラブのOBでもある新監督のクリスティアン・キヴは、インテルの下部組織から指導者の道をスタートさせており、パルマを2024-05シーズンの途中就任からセリエA残留に導いた手腕を、ジュゼッペ・マロッタ会長など、クラブ関係者に高く評価されているようだ。

 しかも、パルマではインザーギ前監督と同じく3-5-2を使っており、少なくとも選手の配置に関して混乱はないだろう。
 
 ただ、CLファイナルから2週間あまりで初戦を迎えるということもあり、初戦の相手で、シーズン終了から1か月が経っているモンテレイとはコンディション面でかなり違うかもしれない。2024-05シーズンの後期で7位だったモンテレイは“リギージャ”と呼ばれるトーナメント方式のプレーオフを戦い、準々決勝で敗れた。その直後にマルティン・デミチェリス監督が解任されると、かつて“グアルディオラの右腕”と呼ばれたスペイン人のドメネク・トレント監督が引き継いだ。

 前体制以上に、多角的なパスワークでチャンスを作り出すスタイルを植え付けるはずだが、チームの強みは大きく変わらないだろう。元スペイン代表のセルヒオ・カナレスを起点としながら、いかにメキシコ代表FWヘスス・コロナや元アルゼンチン代表FWルーカス・オカンポスが、サイドから良い形で仕掛ける流れに持っていけるか。