20代の頃と比較してやらなくなった髪型は? ※画像はイメージです(polkadot/stock.adobe.com)

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株式会社アデランス(東京都品川区)は、このほど「ミドルエイジ女性の髪」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、髪型を決める際に重要視していることは「手入れが楽であること」が最多となりました。では、20代の頃と比較してやらなくなった髪型にはどのようなものがあるのでしょうか。

【調査結果】20代の頃はできたけれど、今はやらなくなった髪型1位は?

調査は、全国の35〜54歳の女性208人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。

まず、「現在の髪の悩み」を尋ねたところ、全年代で「白髪が増えた」(35-39歳48.1%、40-44歳69.2%、45-49歳67.3%、50-54歳84.6%)と「パサついてきている」(同59.6%、同48.1%、同59.6%、同48.1%)が45%を超える結果となりました。

また、「現在使用しているアイテム」については、全年代で「特にない」(同46.2%、同51.9%、同50.0%、同57.7%)が最も多い回答となり、悩みを抱えていてもアイテムを使用していないことがわかりました。

続いて、「髪の悩み解決のための費用」を尋ねたところ、全体の91.3%が「5000円未満」と回答したことから、月額5000円が髪の悩みにかける費用のボーダーラインであることがうかがえます。

次に、「現在の髪の長さ」を教えてもらったところ、全体では「ミディアム」(32.2%)が最多に。年代別では、35〜39歳は「ロング」が23.1%いるのに対し、40歳以降は10%を切ることから、40歳以降はロングを選ばなくなる傾向が見て取れました。

また、「髪型を決める際に最重要視していること」については、「手入れが楽であること」(37.0%)、「自分に似合っていること」(35.1%)が上位となり、特に「手入れが楽であること」は年齢が上がるにつれて割合が増加し、50〜54歳では44.2%と半数近くを占めています。

そこで、「20代の頃と比較してやらなくなった髪型、施術」を尋ねたところ、1位「ロング」(38.0%)、2位「パーマ」(34.6%)、3位「ポニーテール」(25.0%)という結果になりました。

これを年代別で見ると、「ロング」(35-39歳28.8%、40-44歳40.4%)、「パーマ」(同23.1%、同42.3%)、「ポニーテール」(同5.8%、同42.3%)は、35〜39歳と40〜44歳で大きく差が開いていることから、これらの髪型・施術は40歳を境に減少していることがわかります。

また、「やらなくなった理由」については、「若い頃の髪型が似合わなくなった」(35-39歳22.7%、40-44歳27.7%、45-49歳34.7%、50-54歳44.7%)、「髪のボリューム不足でできなくなった」(同2.3%、同4.3%、同10.2%、同10.6%)は年齢が上がるにつれて割合が増加しており、年齢を重ねるにつれて、外見の変化や髪の状態に合った髪型を選んでいる様子がうかがえました。