大谷翔平【写真:ロイター】

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50盗塁以上した選手の中で1951年以降最も高い成功率

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、メジャー7年目のレギュラーシーズン全日程を終えた。54本塁打、130打点でナ・リーグ2冠を獲得。キャリアハイの打率.310をマークし、日本人初のトリプルスリーも達成した。さらに日本人最多となる59盗塁で前人未到の「50-50(50本塁打&50盗塁)」にも到達。記録ずくめの1年となったが、MLB公式の記者は隠れた歴代最高の数値を紹介している。

 大谷はレギュラーシーズン最終戦となった29日(日本時間30日)の敵地ロッキーズ戦で、今季59個目の盗塁を成功させた。今季63回盗塁を企図して、失敗はわずかに4。成功率は驚異の93.7%だ。MLB公式のサラ・ラングス記者はXでこの数値に注目。両リーグで盗塁失敗が記録されるようになった1951年以降では、成功率93.7%は50盗塁以上した選手の中で最も高い確率だという。

 28日(同29日)の敵地ロッキーズ戦では2度二盗を試み、ともにセーフ。58、59盗塁目がカウントされたが、後に1つ目の盗塁はボークへと記録が訂正された。この日の59盗塁目は“幻”となってしまったものの、米地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継ではこの93.7%という成功率が話題に。解説のエリック・キャロス氏は「これはビデオゲームのようだ」と驚きの声を上げていた。

(THE ANSWER編集部)