「信じられなかっただろう」 アーセナルの“目玉補強”FW、加入直後からの変化に指揮官称賛
カイ・ハフェルツはブレントフォード戦で決勝弾をマーク
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは現地時間3月9日にプレミアリーグ第28節でブレントフォードと対戦。
2-1で勝利し、リーグ戦8連勝を飾った。チームを率いるミケル・アルテタ監督は決勝ゴールを決めたドイツ代表MFカイ・ハフェルツの最近の目覚ましい活躍ぶりを称賛している。
ホームでブレントフォードを迎えたアーセナルは前半19分にDFベン・ホワイトのクロスからMデクラン・ライスがヘディングで合わせて先制。前半終了間際にバックパスを受けたGKアーロン・ラムズデールのキックをMFヨアネ・ウィサに引っ掛けられて失点したが、後半41分に再びホワイトのクロスから今度はハフェルツが頭で押し込んだ。
2-1で勝利を収めたアーセナルは勝ち点を64に伸ばして暫定首位に浮上。10日に直接対決を控える2位リバプールと3位マンチェスター・シティにプレッシャーをかけている。
試合後、アルテタ監督は今季目玉補強の一人であるハフェルツについてコメント。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
「（ハフェルツの活躍について）とても嬉しいよ。最初の2、3か月の直後、スタジアム全体があのような情熱、感情で彼の歌を歌うようになると言われても信じられなかっただろう。素晴らしい人にはこのようなことが起こるんだ。彼は並外れた選手だ。彼がこのように得点を決め、すべてがうまく流れ始めたことでみんなのつながりを感じるようになった」
ハフェルツは昨夏にチェルシーから6500万ポンド（約123億円）でアーセナルに移籍してきた。加入直後はインパクトを残せていなかったが、着実にチームにフィットし、得点数も伸びてきた。アルテタ監督のドイツ代表MFのキャリアが好転したことに驚きを隠せない様子を見せつつ、最近の活躍ぶりに賛辞を送っていた。
中盤からセンターフォワードまで幅広いポジションをこなす万能性でチームに貢献しているハフェルツは、優勝争いを繰り広げる“ガナーズ”に今や欠かせないピースとなっているといえそうだ。（FOOTBALL ZONE編集部）
