森保一監督

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10日、日本代表の森保一監督がオンラインの記者会見で交代策についての疑問について答えた。

森保監督はワールドカップアジア最終予選の第2戦、中国戦以降は長友佑都を後半になると中山雄太に交代させている。

2021年9月7日の中国戦では88分、10月7日のサウジアラビア戦では90分+1分、10月12日のオーストラリア戦では85分と試合終盤だった。

だがその後の11月11日ベトナム戦では63分、11月16日オマーン戦では62分、2022年1月27日中国戦では58分、2月1日サウジアラビア戦では68分と、終盤前の交代となっている。また、2021年11月以降はオマーン戦を除いて交代のファーストチョイスが長友になっている。

この点について聞かれた森保監督は「パターンのようですが、いつでも代えられる、状況によって代えられる」と考えた末の決断だという。

そして「中山は最初のころは残り少ない時間での出場でしたが、守備固めというより短い時間の中でも1本アシストするとかいいパスを出すとか攻撃で力を発揮してほしい」と考えて交代していたと明かす。

そして「試合に慣れる、最終予選に慣れる」という段階で「いいパフォーマンスをしてくれていた」と評価していたと明かした。それでも長友が先発していたのは「練習でのパフォーマンスが安定していたのでそのまま先発で使い、中山を途中で出場してもらった」とし、「どちらが先発してもいい状態になってきた」とチームの成熟を喜んでいた。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社】