AIが感触・音まで学習 熟練作業のロボット化進む
例えば、自動車のシートをロボットで搬送して車体に取り付ける組み立て工程にサクセサーを導入する場合、熟練者が操作装置を用いて実際の作業を実施。その作業から、シートが所定の位置にはまる感触や音などのデータを操作装置に蓄積する。
操作を繰り返す中で、作業者が一品ごとに異なるシートの取り付け位置のズレをどのように克服しているかなどの技能をAIが学習する。これによってサクセサーの作業精度を自動化が可能な水準まで高める。
ロボットを操作するには通常、技術者が作業内容をプログラミングして動きを教示する。ただ感覚が求められる組み立て工程などは複数の作業パターンが想定され、教示による自動化が難しかった。
また、熟練作業を操作装置に落とし込むことで、これまで言葉で伝えることが困難だった技術も感覚的に教えられる。人手不足対応による自動化のほか、技能伝承などでの活用も見込む。
