にわかに注目が高まっているイ・ドングク(左)とイ・グノ(右)。日本のファンにもお馴染みのふたりが、韓国代表の一大決戦に臨む!(C)Getty Images

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 ウズベキスタンの本拠地タシケントに乗り込んだ韓国代表。火曜日、ワールドカップ・アジア最終予選グループAの最終節をかの地で戦う。

 勝てば文句なしで本大会出場が決まるが、3位シリア、4位ウズベキスタンとの勝点差は2で、引き分けだと3位に転落する可能性があり、敗れればプレーオフの出場権さえ逃しかねない。
 
 そんな一大決戦を前に、韓国国内ではさまざな分析や論調が展開されているが、全国紙『東亜日報』はふたりの熟練ストライカーをピックアップし、命運を握る存在と紹介している。イ・グノとイ・ドングクだ。
 
 イ・グノは現在32歳。年代別代表で主軸を張ってきエリートFWで、攻撃的な位置ならどこでもこなせるマルチロールだ。かつて2009年から11年にかけてジュビロ磐田、ガンバ大阪でプレーしたため、覚えているファンも多いだろう。
 
 イ・ドングクは言わずと知れたレジェンド。38歳となった今でもA代表で幅を利かせる、パワフルシューターだ。小野伸二や稲本潤一ら日本の黄金世代と同い年で、アジアユースや日韓戦などで何度も鎬を削った。
 
 同紙はこの両雄とウズベキスタンの相性の良さを指摘。イ・ドングクは過去4得点を挙げ、イ・グノは2得点、そしてふたりが先発した試合は3勝1分けで負けていないとした(そもそも通算で10勝3分け1敗で圧倒している)。さらに、「メンタルタフネスが求められる一戦で、彼らふたりが担う役割は大きい」というチーム関係者のコメントも掲載した。
 
 必勝を期すシン・テヨン監督のラブコールに応え、意気上がる2大ストライカー。ともにワールドカップ予選での経験値が高く、数多の修羅場を潜り抜けてきた。はたして彼らに出番はあるのか。タシケント決戦に注目だ。