By Alexandre Keledjian

2016年末から2017年始にかけて囲碁サイト「東洋囲碁」と「野狐囲碁」に謎のアカウント「Master」が登場し、日本の井山裕太六冠や中国人のカー・ジエ氏などトップ棋士たちとみられるアカウントを次々と撃破して話題になっていたのですが、その謎の棋士の正体が2016年3月にイ・セドル氏を打ち破った「AlphaGo」であることをGoogleが明かしました。

謎のアカウント「Master」は、野狐囲碁に突如として降臨して世界チャンピオンを含むトップ棋士たちを次々と撃破。その驚くべき強さはインターネット上で話題になりました。





そして、1月5日にGoogleの人工知能研究所DeepMindを率いるデミス・ハサビス氏が、「東洋囲碁」と「野狐囲碁」でAlphaGoのプロトタイプの非公式テストを行っていたことを明かしました。そのプロトタイプの1つが「Master」で、もう1つ「Magister」というアカウントでもテストを行っていたとのこと。ハサビス氏は「東洋囲碁と野狐囲碁でMasterやMagisterと遊んでくれた人、また、試合を観戦してくれた人たち、ありがとうございます!」とコメントしています。



ハサビス氏によれば、2017年後半には新しいAlphaGoの公式テストを予定しているとのこと。前回のイ・セドル氏との対戦は世界中から注目が集まったため、次の対戦にも大きな期待がかかります。

なお、「野狐囲碁」でプレイしていた「Master」は勢いそのままに連勝を重ね、1月5日までに60連勝という驚異的な記録を残しました。