セルヒオ・アグエロはデリケートなタレントだ。マンチェスター・シティに加入してから、162試合で106得点とゴールを量産してきた彼だが、何度か戦列離脱も経験している。ひざ、筋肉、じん帯…シーズンの大事な局面で欠場を余儀なくされたことは少なくない。

だが今、彼は解決策を見つけたようだ。その秘訣は、食事にある。しばらく前から、アグエロはイタリア人医師の助言に従い、ベジタリアンになったのだ。アグエロはこう明かしている。

「たくさんのことを変えなければいけなかった。まずは食べ物だ。パスタや糖分はなし。肉もなしだ」

アルゼンチン人のアグエロにとって、特に肉を諦めなければいけないのは最も難しいことだった。

「肉をたくさん食べることに慣れていたからね。僕の国では、お肉がとてもおいしいんだ」

だが、最近のようなパフォーマンスであれば、アサド(アルゼンチン流バーベキュー)を諦める価値もあるというものだ。アグエロはすでに31得点と、シーズンベストを更新している(これまでは30得点だった)。プレミアリーグでは25ゴールと、得点王ランクのトップだ。

アグエロはこう続けている。

「もう筋肉のケガはなくなったんだ。ひざの問題だけだよ。以前は練習を3回やったらストップしなければいけなかった。でも、今はかなり良くなったと感じている。キャリアの最後までこうやって続けていきたいと思っているよ」