中国メディアの環球網は2月27日、韓国の中央日報の報道を引用し、韓国のサムスン電子が今年の社員の給与水準を据え置くと報じた。サムスンの幹部は「会社の苦境を分かち合うため給与水準を引き上げない方針を示していた」と紹介した。

 記事は、サムスンが社員の給与水準を据え置く背景には「業績悪化の危機がある」と主張し、サムスンが中国スマホメーカーの小米科技(シャオミ)や米アップルによる攻勢のもと、2014年の営業利益が前年比32%減になったことを紹介。

 さらに、世界的に競争が激化しているなか、サムスンの置かれた状況は決して楽観できるものではないと主張し、「サムスンの経営環境は世界金融危機の時よりも厳しくなっている」と指摘、サムスンは給与水準を据え置くことで組織内に緊張感を与えようとしていると推測した。

 また記事は、サムスンの関係者の話として、「予測できない状況を突破するためには社内の競争力強化から始めるという点で労使双方が共通認識に達している」と伝えたほか、給与水準を据え置くことに対してサムスン幹部が社員に謝意を示したことを伝えた。

 サムスンが今年の社員の給与水準を据え置く方針であることに対し、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)での反応を見てみると、「据え置きなら良いじゃないか。下がるわけでもないし」、「業績が悪化しているのに給与が下がらないんて良心的だ」などの反応が多く見られた。

 さらに、「サムスンはスマホの価格を下げるべきだ」、「スマホのコストパフォーマンスを高めることを考えて!」などといった助言めいたコメントも多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Kobby Dagan /123RF.COM)