野球における花形ポジションとは言わずもがな投手だろう。相手打線を抑えれば捕手のリードを差し置き、そのスポットライトを一身に浴びることができる。

ここに捕手の不遇を垣間見ることもできるが、好投しても尚、投手がヒーローになれないケースもある。TBS「ジョブチューン〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(6日放送分)では「師弟ぶっちゃけSP」として元プロ野球投手・石井一久氏と、石井の入団当時にヤクルトで監督を務めていた野村克也氏が出演。石井氏は自分に怪訝な目が向けられる現役時代の悩みを告白した。

番組では、野村氏の技術指導を「ほとんど聞き流してました。キャッチャー出身の人の話はあんまり・・・」などと話した石井氏は、天才肌で飄々としたキャラクターとして知られている。

そんな石井氏が「現役時代に勘違いされていたこと?」という質問に対し、「僕のんびりなペースなので操縦されている感が強いんですよ。キャッチャー・古田(敦也)さんが当時やってたんですけど“古田さんがリードしたから勝てる”みたいな感じだったんですけど、結局僕が投げてるんですよ」と訴えた。

すると司会の名倉潤から「このコースに投げたからっていうのはない?」と訊かれた石井氏は「要求通りのところにいけばいいですけど、ここに構えてここに行って打ち取ったのは誰ですか?(そのコースを)目指してるけど、(実際のボールは)こっちに行ってるから僕が抑えている」と持論を展開する。

そんな石井氏には、野村氏も「プロでエース的な活躍している連中はみんなこんなですよ。地球は自分中心で回ってるってやつ」と呆れ顔を見せた。

しかし、次の瞬間、野村氏は「あるピッチャーが先発&完投しますよね。ヒーローインタビューはピッチャーじゃないですか。“狙ったところに投げれました”とか好きなこと言ってるけどサイン出したのは誰や?」などと石井氏に便乗して捕手の不遇を訴えるなど、師弟は互いに愚痴をこぼし合った。