タッチベースのOfficeはiPadに対応する」とMicrosoftの元CEOであるスティーブ・バルマー氏が明言していましたが、Microsoft Officeサービスのフル機能が使用できる「Microsoft Word for iPad」「Microsoft Excel for iPad」「Microsoft PowerPoint for iPad」が現地時間2014年3月27日にリリースされました。

Microsoft Launches Office for iPad: Word, Excel, and PowerPoint
http://thenextweb.com/microsoft/2014/03/27/microsoft-unveils-office-ipad/


iPad向けに新しくリリースされたアプリでは、以下のムービーのようにOfficeのフル機能がiPad上で使用可能になります。

The real Microsoft Office apps for iPad are here! - YouTube


これらのアプリは無料で使えるもので、データをiPad本体、もしくはOneDrive上に保存することが可能です。ワードで作成した文章を見たり、エクセルで作成したスプレッドシートを確認したり、パワーポイントで作成したプレゼン資料を使って実際にプレゼンを行ったりすることも可能。

さらに、それらのデータを「iPad上で編集したい」という場合にはOffice 365に加入する必要アリです。

Office 365加入者は、iPad上でワードのテキストや画像の配置をいじったり……



エクセルのグラフを変更したり


関数を使用したり


iPad上で編集可能なので、プレゼン中に注目して欲しい位置を示したり、といったことも可能になるわけです。もちろんiPadで編集したり新しく作成したデータはPCでもそのまま表示可能です。


これらのアプリはiPad向けに開発したもので、機能面やデザイン面において高い互換性を実現しつつも、タッチ操作に最適化されています。公式OfficeアプリはiOS 7以降のiPadに対応しており、日本語を含む29言語をサポートしていますが、日本での配信は未定となっています。しかし、Office Mobile for iPhoneおよび、Office Mobile for Android phonesは3月28日から無償提供されることになりました。

なお、Androidタブレット用のOfficeアプリが近い将来にリリース予定、という噂もあります。