″食″のAmazing体験 レクサス新拠点で遠山正道と田島大地がワークショップ開催

写真拡大

 南青山の「INTERSECT BY LEXUS(インターセクト バイ レクサス)」で、スマイルズ代表の遠山正道とフードプロデューサー田島大地によるワークショップが開催された。「食で味わうAmazing」と題した今回、両氏は食前酒からメインディッシュまで8品のコース料理に見立てた綿菓子と蝦夷鹿のローストを提供。来場者とともに「Amazingな一皿」について考え、「食」の世界のクリエイティビティを探った。

レクサスと遠山正道&田島大地がワークショップ開催の画像を拡大

 「LEXUS」の新ブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS」の第3弾となるワークショップ「食で味わうAmazing」は、2階のライブラリーラウンジを会場に11月26日の夜に開かれた。このフロアで提供されているフードプロデュースを手がけている田島大地がホストとなり、ネクタイの専門ブランド「giraffe(ジラフ)」やスープ専門店「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」、新しいリサイクルショップ「PASS THE BATON(パス ザ バトン)」などを展開するスマイルズの遠山正道をゲストに迎えて、司会進行はFashionsnap.comの編集長 小湊千恵美が務めた。

 ワークショップでは、来場者のアンケートから集められた「食」にまつわる記憶や体験談などを元に、田島が「Amazingなメニュー」を考案した。前半に発表されたメニューは「子供の頃の懐かしさと驚き」から発案したという綿菓子。野菜や肉、スパイスなど様々な食材で研究を重ね、コース料理を綿菓子のみで作り上げた。会場内に用意された綿菓子機で、カンパリオレンジやクリスタルトマトのジェノベーゼ、フォアグラのソテー(バルサミコソース)、そしてペッパーとチョコレートといったデザートと食後のドリンクまで、全8品を来場者と共に作って試食。誰もが知っている綿菓子の常識を覆す味わいに、会場から歓声が上がった。

 後半は、2001年に開店した幻の店「100本のスプーン」や東京都現代美術館に「content(コントン)」など共に仕事をしてきた両氏それぞれの考えや、旅先で感じた文化の違いなどについて意見が交わされた。人間と「食」の関係についてひも解きながら、日本が古来から食してきたジビエ「鹿」にフォーカス。田島は、駆除のために狩られた鳥獣の大半が食には流通せず埋められている現状などを考えるためにジビエを食材に選び、二品目のメニューとして蝦夷鹿のローストをスパイス風味のポートワインソースと合わせた料理を提供。新鮮な肉とベリーを合わせてジビエのイメージを変えると共に、命の尊さと「食」の大切さを学んだ。

 最後に「あなたにとって食とは」という質問に対して遠山は「コミュニケーション」、田島は「仕事であり、楽しみでもある」と回答。様々な考えが交差した約2時間のワークショップを通じて「食」のクリエイティビティや感動が共有され、「Amazing」を味わう一夜となった。

■INTERSECT BY LEXUS
 住所:東京都港区南青山4-21-26
 電話:03-6447-1540
 営業時間:1F 9:00〜23:00 2F 11:00〜23:00 不定休
 http://www.lexus-int.com/jp/intersect/

■WORKSHOP BY LEXUS「食で味わうAmazing」レポート
 http://www.lexus-int.com/jp/intersect/tokyo/events/workshop03-131126.html