ケリー・ワシントン

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『グレイズ・アナトミー』の脚本家、ションダ・ライムズが手掛ける政治ドラマ『スキャンダル 託された秘密』(原題:SCANDAL)の放送が、いよいよ日本でも7月8日(月)からWOWOWでスタートする。本作で主人公オリヴィア・ポープを演じているケリー・ワシントンが、このほど米The Hollywood Reporterのインタビューに応じ、ソーシャルメディアで殺害の脅迫を受けていたことを明らかにした。

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ツイッターやフェイスブックで脅迫を受けるきっかけとなったのは、2012年の大統領選だという。オバマ陣営を支持するケリーは、9月の民主党全国大会で熱烈なスピーチを披露して会場を盛り上げたのだが、その直後から、彼女に対する殺害脅迫や女性、黒人蔑視のメッセージが番組のソーシャルメディアにあふれるようになった。「しばらく『スキャンダル』のツイッターやフェイスブックに近づく気になれなかった。スピーチを行っただけで、これほどの怒りを買うことにショックを受けた」とケリーは当時を振り返った。

だが、こんな脅しにひるむケリーではない。政治活動に熱心な家庭に育ったというだけあって、「ツイッターブロック機能って本当にありがたいわね。意見の相違は歓迎するけど、意見が合わないから殺すと脅すような相手はブロックするしかないわ」と笑ってみせた。

さらにケリーは「私が今、人権を享受できるのは、黒人と女性の人権のために闘った多くの人々のおかげよ。政治活動は国民として当然のこと。女優だからといって政治活動をやめたりはしないわ」ときっぱり言い切った。

『スキャンダル』は、ケリー扮する弁護士オリヴィアが、危機管理問題のエキスパートとして政治の都ワシントンD.C.を舞台に暗躍する政治サスペンス。オリヴィアは選挙キャンペーン時代から大統領を支えたホワイトハウスの元側近という経歴を持ち、政治活動に熱心なケリーとは重なる部分も多い。等身大のケリーをオリヴィアに投影しながら鑑賞するのもいいかもしれない。

『スキャンダル 託された秘密』は、WOWOWプライムにて7月8日(月)23:00からスタート。(海外ドラマNAVI)



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