男子柔道・野村忠宏の5歳になる長男が、地元の体育大会で「柔道デビュー」を果たした。

   町民体育大会の幼稚園の部に出場した長男の「デビュー戦」の戦績は、1勝1敗で3位。初めてもらうメダルに喜びつつも、

「次は金メダルもらうねん!」

と、五輪3連覇を達成した「野村2世」ならではの意気込みを見せた。

   もっとも野村は何より嬉しかったのは、長男の「柔道が楽しくて大好き」という言葉だったという。

   野村は8月27日(2011年)の全日本実業個人選手権で敗退を喫し、目標としていたロンドン五輪への出場が絶望的になったばかり。それもあってか息子の言葉に、「それで十分です」と深くうなずいていた。

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