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熊本地震では被災者がどう情報を得るか、SNSとどう向き合うかも重要となっています。イオンモール熊本の爆発に関する誤った情報について、小栗泉・日本テレビ特別解説委員が解説します。

■「吹き飛んでなくなっているぞ」投稿も

爆発事故があったイオンモール熊本では、本格的な現場調査が始まっています。「なぜ、こんなに大きな爆発が起きたのか」と原因究明は大切ですが、その過程で流れてくる未確認の情報には、注意が必要です。

SNS上では、事故後から「ガスコジェネ」という投稿が拡散しました。

「ガスコジェネ」=ガスコージェネレーションとは、ガスを使っての発電や発電の際の熱を利用するなどのシステムです。

イオンモール熊本の屋上に「ガスコジェネ」システムが設置されていたのではないか、爆発後には「吹き飛んでなくなっているぞ」という趣旨の投稿がありました。

ところが、警察やイオン側などとともに調査を進めている経済産業省は3日夜、公式のXで「イオンモール熊本には、ガスコージェネレーションや、ガス発電機は設置していないことを確認した」と投稿しました。

つまり、これらの投稿は投稿した人に悪意があっても、なくても「誤情報」だったということになります。

■経産省の否定まで「およそ3万件」

X上で、この「ガスコージェネレーションシステム」を指すとみられる投稿の件数は、爆発の発生当日と翌日に急激に増え、元となる投稿やリポスト、つまり、拡散された数を合わせると地震発生から経産省がこの情報を否定するまでに「およそ3万件」が投稿されました。

すべてに誤情報が含まれるわけではありませんが、多くの人が誤った情報に触れていたことが分かります。

経済産業省は、「誤った情報は風評被害につながるので、非常に大きな影響を与えるものについては、正しい形で指摘していきたい」と述べています。

■別の企業名…SNS上を飛び交う

また、このイオンモール熊本の爆発事故をめぐっては、亡くなった大竹玖瑠美さんに、地震のあと店内に戻るように指示を出した「会社の名前」について、正確な情報が明らかになる前から「複数の企業の名前」がSNS上を飛び交いました。

こちらも「誤情報」だったということになります。

総務省は、SNSなどの誤情報は「不安や怒り」など感情に訴える要素があると拡散されやすい、としています。

■「本当に慎重に情報発信してほしい」八代出身の陣内貴美子さん

こういった情報に触れたり、見たりしたことがあったか、熊本県八代市出身の陣内貴美子さんに話を聞きました。

陣内貴美子さん
「かなりあるんですけれども、これが本当なのか、そうではないのかというのは、本当に分からないです。SNSというのは、10年前と比べると便利になって、瞬時にいろいろな情報があります」
「ただ、違った情報だと、本当に混乱を招くんです。大切なんですけれども、例えば年配の人というのは、そういう情報も分からない。でも、そういう情報を伝え聞いて、それを信じて右往左往するようなことがあってはならないと思います」
「本当に慎重に情報発信してほしいですし、本当にそうなのか今一度立ち止まって、それからの発信をしたほうが良いのかなと思います」

(8月4日放送『news zero』より)