FBS福岡放送

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福岡県議会の吉松県議は27日午前11時から会見を開き、議長や副議長のポストを巡る“金銭授受”疑惑で、1000万円を要求された際に録音したとする音声データについて「中尾正幸元副議長と同一人物である可能性が高い」との鑑定結果が出たと明らかにしました。

【どちらかがウソを】

吉松県議は会見の冒頭、「声紋鑑定については、中尾元副議長本人としか考えられないという結果でした。また、音声データに編集、改ざんが加えられた痕跡はなく、2019年10月15日にボイスメモアプリで録音されたものに間違いないという評価をいただきました」と明らかにしました。

そして「今回の金銭授受問題は、どちらかがウソをついているとまで言われていますが、私の主張は信頼ある専門機関から科学的根拠を得たわけです」と述べました。

【会話の存在を認めながら】

その上で「録音データは本物だが、金銭の授受はなかった。感覚的に信じられないとする中尾元副議長の言い分は合理性を著しく欠いていると言わざるを得ません」と強調しました。

「会話の存在を認めながら、大金、荷物とは何を指していたのか。県民が納得する説明は本日まで出ないままです。中尾元副議長は議員辞職をされましたが、疑惑が事実無根なら、なぜ辞職する必要があったのか。なぜこのタイミングなのか、疑問が残る会見でした」と指摘しました。

【あえてカツアゲという言葉で】

「今回の鑑定の結果、あえてカツアゲという言葉を表現した私の告発が正しいことが証明されたことになります。若い世代、後輩たちにこういう苦労はさせてはいけない。パーティーや豪華な海外視察で県の職員や県民から大金を巻き上げるのはさすがにやりすぎ、という思いを持っていました。暴走する県議会、県執行部を止めるためには、自分にとって不都合な事実もすべて白日のもとにさらし、うみを出しきらなければいけない、それができるのは自分しかいないという思いから、すべてを話しました」と主張しました。

吉松県議は合わせて、鑑定の中間報告書を示しました。

会見には江藤秀之県議も同席しました。

【中尾元副議長は議員辞職するも金銭授受は否定】

福岡県議会の“金銭授受”疑惑をめぐっては、吉松県議は議長就任前に当時の自民党県議団の幹部におよそ2000万円を支払ったと主張し、中尾正幸元副議長から金を要求された際のやりとりを録音したとする音声データを公開していました。

これに対し、中尾元副議長は金銭授受を一貫して否定した上で、先週、議員辞職しています。