専用色「グラベルカーキ」やカーボンパーツを採用した特別な1台

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モリゾウのこだわりを詰め込んだ1台

 2026年7月1日に当選者が発表されたトヨタ「GRヤリス MORIZO RR」が、ネット上で大きな注目を集めています。

 トヨタの公式ホームページでは現在、「抽選販売の申込受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。」と案内されており、国内100台限定という希少性の高さもうかがえます。

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 発売は同年8月上旬を予定しており、豊田章男会長が「モリゾウ」名義で参戦するニュルブルクリンク24時間耐久レースで培った知見を惜しみなく投入した特別仕様車として、抽選終了後も話題を呼び続けています。

 このモデルのベースとなる「GRヤリス」は、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」という思想のもと開発され、2020年9月に販売を開始しました。

 その後も競技の現場から得られたフィードバックを継続的に市販車へ反映し、進化を重ねています。

 2025年9月には、空力性能と冷却性能を強化した「エアロパフォーマンスパッケージ」が追加されました。

 さらに2026年4月に発売された一部改良モデルでは、新意匠のGRステアリングを採用。ステアリングの小径化と左右グリップ形状の最適化によって、コーナリング時の操作性や操舵レスポンスの向上が図られています。

 また、メーカーオプションの仕様も見直され、縦引きパーキングブレーキとナビパッケージ、あるいはコンフォートパッケージを同時装着した場合には、従来設定されていなかったシートヒーターとステアリングヒーターが追加されるようになりました。

 そのほか、電動パワーステアリングのセッティングや、「RZ“High Performance”」に装着されるタイヤの仕様も変更されるなど、走行性能をさらに磨き上げています。

 その最新GRヤリスをベースに誕生したのがGRヤリス MORIZO RRで、2026年1月にプロトタイプが公開。

 豊田章男会長がモリゾウ名義で参戦するニュルブルクリンク24時間耐久レースで培った経験を色濃く反映したモデルとして発表されました。

 単なる装備追加仕様ではなく、ドライバーとの一体感を徹底的に追求したスペシャルモデルとなっています。

 ボディサイズは、全長4040mm×全幅1805mm×全高1455mm、ホイールベースは2560mmと、通常のGRヤリスと比べてエアロの造形上、少し全長が延長されているのが特徴です。

 エクステリアでは、カーボン製エンジンフードやカーボン製リアウイングをはじめ、標準仕様には設定されない専用パーツを多数採用。

 専用リアウイングは強力なダウンフォースを発生させ、高速域での安定性向上に貢献するとともに、専用チューニングが施された足回りは、ニュルブルクリンクのような起伏の激しいコースでも高い接地性を確保することを狙っています。

 ボディカラーには、モリゾウ氏こだわりの専用色「グラベルカーキ」を設定。ピアノブラック加飾のラジエーターグリルとの組み合わせによって精悍な印象を演出しています。

 さらにマットブロンズのホイールや、モリゾウ氏のシグネチャーカラーであるイエローのブレーキキャリパーを採用することで、特別仕様車ならではの存在感を高めています。

 加えて、フロントスポイラーやサイドスカート、MORIZOサイン入りフロントウインドウ、バックドアの専用エンブレムも装備され、細部まで専用モデルらしい仕立てとなっています。

 インテリアでは、標準モデルと同じ4人乗りレイアウトとし、小径化された新意匠のGR専用ステアリングを装備。

 ステアリング、シフトノブ&ブーツ、パーキングブレーキレバー&カバーにはスエード表皮とイエローステッチを採用し、スポーティさと質感を両立しています。

 また、助手席側にはMORIZO RR専用シリアルナンバー入りプレートが備えられ、100台限定モデルならではの特別感を演出しています。

 パワートレーンには8速AT「GR-DAT」を採用し、4WD制御も専用チューニングを実施。通常モデルの「GRAVEL」モードに代わり、「MORIZO」モードが設定されています。

 このモードでは前後輪の駆動力配分を50:50とし、モリゾウ氏が追求した一体感のあるハンドリングと高いトラクション性能を実現しています。

 なお、価格(消費税込み)は900万円と、通常のGRヤリスと比べてかなり高価な設定ですが、モータースポーツで磨き上げられた技術と、モリゾウ氏のこだわりを凝縮した特別なGRヤリスとして、今後も高い人気を集める1台となりそうです。