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 ◇大相撲名古屋場所9日目(2026年7月20日 IGアリーナ)

 綱獲りの大関・霧島が平幕・美ノ海に突き落とされ、痛い2敗目を喫した。場所後の横綱昇進へ、レベルの高い優勝が求められる中、平幕に2敗し、崖っ縁に立たされた。横綱・大の里は関脇・安青錦に上手出し投げで敗れ4敗目。横綱・豊昇龍、カド番の大関・琴桜も敗れ、今年初場所8日目の天覧相撲以来となる2横綱2大関の総崩れとなった。

 霧島は花道から引き揚げると首をかしげて唇をかんだ。春場所で敗れていた美ノ海戦。立ち合いから相手に左前まわしを許した。右で抱えてまわしを切り、左喉輪で攻めたが突き落とされた。「もうちょっと見れば良かった。最後やられてしまった」。美ノ海に上がった軍配に物言いがついたが覆らず。支度部屋に戻ってからも悔しさをにじませた。

 横綱審議委員会の推薦内規には「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とある。先場所の霧島は優勝次点。今場所はレベルの高い優勝が求められており、昇進問題を預かる審判部の浅香山審判長(元大関・魁皇)は「厳しくなってきているのは確か」と話した。

 平戸海に敗れた5日目の夜は、宿舎近くのサウナと水風呂で「悪いものを全部流してきた」と心機一転。着実に白星を伸ばしてきたが、苦境に立たされた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「あとは全部勝てばいい。これを痛いと思っているようでは横綱になれない」と鼓舞。悲願成就へもう負けられない。