米国と中国の国旗=AP

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 【ワシントン=向井ゆう子】中国当局に拘束されていた政府非公認のキリスト教福音派「シオン教会」の創設者、金明日(英語名=エズラ・ジン)牧師が解放されたことが分かった。

 家族読売新聞の取材に明らかにした。金氏は3日に米ロサンゼルスに到着し、家族と再会を果たしたという。

 長女のグレイスさんは声明で、「奇跡を目の当たりにし、喜びで胸がいっぱいだ」と述べた。金氏の解放は、米国のトランプ大統領が5月の米中首脳会談で、中国習近平(シージンピン)国家主席に、直接依頼していた。グレイスさんは、「トランプ大統領の素晴らしいリーダーシップに感謝する」と語った。

 宗教を監督下に置く中国政府は、政府非公認の地下教会の影響力拡大を問題視し、圧力をかけている。金氏や信徒らは昨年10月に中国で拘束されたが、米国が問題視し、解放を求めていた。トランプ氏訪中後、6月中旬に一部の牧師や信徒らが保釈され、中国が9月に予定する習氏訪米を前に、金氏の解放に踏み切るとの見方が出ていた。

 7月4日は米国の建国250年にあたる。解放のタイミングについて、トランプ氏と習氏が米中関係の安定を図る中、中国側が一定の「善意」を示したとの見方が出ている。