【ネーションズ選手権】帰国即先発のSH斎藤「キックの使い方は良かった」攻守で海外修行の成果証明
◇ラグビーネーションズ選手権2026第1節 日本27―10イタリア(2026年7月4日 東京・秩父宮ラグビー場)
世界ランキング12位の日本は、同10位のイタリアを27―10(前半17―10)で破り、記念すべき新設の国際大会初戦を白星で飾った。フランス1部で4連覇を果たした強豪トゥールーズで2季プレーし、帰国即先発したSH斎藤直人(東京SG)は後半35分までプレー。チームを見事に勝利へ導き、「めっちゃうれしいです」と素直に喜んだ。
イタリアが誇るFW戦やセットピースで互角以上に対抗した味方FW勢の奮闘に報いた。21歳の若きSO伊藤龍之介と初のハーフ団コンビを組む中、的確なタイミングの球出しやキックでアタックをけん引。特に前半29分ごろには利き足とは逆の左足で敵陣深くに蹴り込み、相手のミスも誘ってマイボールラインアウトを獲得。「(勝因は)セットピースと、キックの使い方は良かった」と振り返った。
トゥールーズではフランス代表の正SHアントワヌ・デュポンらとプレー。序列をひっくり返すまでには至らなかったが、日々の練習から切磋琢磨(せっさたくま)し、世界で一番フィジカル強度が高いとされるリーグで心技体の全てを成長させた。個のディフェンスでもトライのピンチを未然に防ぐタックルを見せるなど、存在感を発揮。若手の台頭が著しいポジションにあって、国内ナンバーワンの存在感を改めて見せつけた。
コンビを組んだ伊藤にも「彼の良さは伸び伸びと思い切りやるところ。あれこれ言わずに、好きなようにやってもらい、コントロールするところはコントロールした」と先輩としての余裕も感じさせた斎藤。次戦はさらに格上となる世界ランキング3位のアイルランド。「一度勝って終わらないように。次、頑張ります」と19年W杯以来の金星を誓った。

