映画『口に関するアンケート』脳裏に焼き付く本編映像解禁

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 板垣李光人主演映画『口に関するアンケート』の清水崇監督が、第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭で功労賞、第30回ファンタジア国際映画祭で生涯功労賞を受賞。併せて、板垣がプチョン国際ファンタスティック映画祭に参加することが発表されたほか、不穏さを凝縮した本編映像が新たに解禁された。

【動画】静かな狂気が漂う1分半『口に関するアンケート』本編映像

 心霊スポットとして知られる墓地に肝だめしに向かった大学生たち。しかし翌日、1人の女子大生がこつぜんと姿を消した。残されたのは墓地を訪れた5人の大学生たちが語る“不可解な証言”だけ。あの夜、いったい何が起きていたのか? 証言から導かれるその“真相”を知った者には、何が起きるのか…。

 この度、本作のメガホンをとった清水崇監督が、スペインで行われている世界最高峰のファンタスティック映画祭、第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭で、これまでのホラー映画界への多大な貢献を称える功労賞を受賞することが明らかに。

 加えて、カナダ・モントリオールで開催されている北米最大級のジャンル映画祭、第30回ファンタジア国際映画祭にも本作の正式出品が決定。同映画祭でも清水監督の生涯功労賞の受賞が決定しており、異例の国際映画祭“W功労賞受賞”という快挙を成し遂げた。

 シッチェス・カタロニア国際映画祭ディレクターのアンヘル・サラは、「『口に関するアンケート』の上映招待に加えて、私どもが、権威あるTime Machine Award(タイムマシン賞※1)を清水崇監督に授与できることは、非常に特別な栄誉です。清水崇監督の映画制作者としてのキャリアは、現代のホラー映画界に多大な影響を与え、Jホラーの世界的な人気拡大と進化の源泉となっています。『呪怨』、『THE JUON/呪怨』、『稀人』、『輪廻』、そして最新作の『口に関するアンケート』など多くの作品を通じて、世界中のジャンルファンの期待を上回るイメージや悪夢を創出し続ける事により拭い去ることのできない強力なインパクトを与えているのです」とコメント。

 一方、ファンタジア国際映画祭アジア部門プログラミング・ディレクターのニコラ・アルシャンボーも「清水崇監督は世界のホラー映画界に絶大な影響を与えてきました。カナダ・モントリオール及びファンタジア国際映画祭の観客もしかり。だからこそ私たちの30周年という記念すべき年に、最高に不気味でジワる面白さがある『口に関するアンケート』の招待上映時にCareer Achievement Award(功労賞)を清水崇監督に授与することは必然なのです」 と語り、それぞれ清水監督の功績を讃えている。

 この快挙を受け、清水監督は「世界的な映画祭から2つも同時に功労賞をいただけるとは…バチでもあたらないか心配になる程、光栄です。また同じ年に、旬な若手作家さんの斬新な原作と巨匠作家さんの伝説的な原作とを手掛けられている事に喜びを感じています。『口に関するアンケート』は、原作同様、読んだ/観た、が最期……触れた方を巻き込む後味を感じられると思います。カナダやスペインの映画祭を機に、世界中の方を背筋さん共々巻き込めたら本望です」と喜びいっぱいに語っている。

 そして、この世界的な追い風を受けて、本作の海外展開が加速。すでにシグネチャー(Signature)部門(※2)へ公式出品が決まっているプチョン国際ファンタスティック映画祭に、本作で実写映画単独初主演を果たした板垣李光人が参加することが決定した。すでに世界各国の映画市場から大きい反響を呼んでおり、韓国、東南アジア、ヨーロッパ、オセアニアの国や地域での上映も決まっている。

 併せて、本作の底知れない不穏さを凝縮した本編映像が新たに解禁。

 「お願い。映画の最後に、アンケートがございます。ご協力下さい」という奇妙な警告文が浮かび上がる、不穏なシーンから幕を開ける。画面が暗転すると一転、スクリーンに映し出されるのは、不自然なほどクローズアップされた「口元」。板垣演じる翔太が「あの日のこと、全部話しますね」と、震える声で静かに告白を始める。そして暗闇のなか、白文字で表示される「翔太」という登場人物の名前――。

 「誰かが言い出したんです。あそこ、やばいらしいよって。それで、肝試しに行ったんです。いつものメンバーで」「ずっと後悔しています。あの木の前に行かなければ。あの時、何も言わなければ…そうすれば、こんな風に話すこともなかったと思います」。

 この先鋭的演出は、世界中を恐怖のどん底に突き落とした清水監督の初期の代表作『呪怨』のアイコニックな構成を強く彷彿とさせる。まさに監督自身が、自らの原点であり最高峰である『呪怨』の遺伝子をセルフオマージュしたかのような演出だ。声を震わせ証言する翔太は、肝試しに向かったこと自体を後悔している様子だが、果たして何が起きていたのか。劇場での最恐体験への期待を跳ね上げる、静かな狂気が漂う1分半となっている。

 映画『口に関するアンケート』は、7月3日全国公開。

(※1)SF、ファンタジー、ホラー映画などのジャンル映画界に多大な貢献をした映画人や、キャリアを通じて卓越した業績を残した人物(生涯功労賞に相当)に贈られる名誉ある賞。

(※2)プチョン国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)の30周年を記念して新設された特別部門。ジャンルや国境を越えるBIFANならではの視点でキュレーションされた、世界的に著名なジャンル映画の巨匠やスター俳優による話題作を紹介するガラ・セクション(コンペティション対象外)。