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 データ分析会社「Opta(オプタ)」は近年のFIFAワールドカップ(W杯)やUEFA欧州選手権におけるPK戦について「PKのために交代選手を投入する効果は本当にあるのか?」と報道。延長後半10分以降に途中出場した過去10人のうち8人がPKを失敗しているという衝撃データを公開した。

 現在開催中のW杯北中米大会は決勝トーナメント1回戦は4試合を終え、2試合がPK戦に突入する熱戦を展開。4度優勝のドイツ、日本と同じF組を首位通過した強豪オランダが32強で敗退となった。

 Opta社はPK戦について「延長戦の終盤にPK戦のために選手を投入することは、主要大会ではよく見られる手法となっている。しかし、W杯や欧州選手権のデータによると、この戦術はメリットよりもデメリットの方が大きい可能性がある」と指摘。「一見すると理にかなった理論のように思えるが、驚くべきことに欧州選手権またはW杯において、PK戦直前の115分以降に交代出場した過去10人の選手のうち8人がPKを失敗している。つまり、成功率はわずか20%に過ぎない」と紹介した。

 今大会もドイツをPK戦の末に下したパラグアイのDFバルブエナ(グレミオ)が延長後半アディショナルタイムに途中投入され、PK戦では5人目のキッカーとして登場。決めれば勝利が決まる重要な場面だったが、相手GKノイアー(Bミュンヘン)に防がれ失敗。その後、チームは勝利したものの指揮官の期待に応えることができなかった。

 さらに同社は96年の欧州選手権以降、主要な国際大会のPK戦において先発出場した選手が277回のPKを蹴り、そのうち201回成功(成功率73%)。延長後半に投入された選手は32回のPKで18回しか決めておらず、成功率は56%と低くかったと紹介。「プレッシャーがかかる場面では疲れがなく足が軽いからといっても、必ずしも頭まで軽くなるとは限らない」と持論を展開した。