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 ◇セ・リーグ 阪神3ー2中日(2026年6月30日 甲子園)

 中日は、阪神に延長10回サヨナラ負けを喫し、シーズン72試合目のほぼ折り返し時点で今季初めて自力優勝の可能性が消滅した。

 先手は取った。2回2死から6番・板山が相手先発・才木が投じた152キロ直球を中前に運ぶと、次打者・石川昂のカウント2―2から二盗を成功。フルカウントから石川昂も149キロ直球を捉え、左前先制打を放った。「フルカウントだったので、食らいついていきました。先制できて良かったです」。石川昂にとっては、23年9月27日以来、実に3年ぶりの甲子園での打点となった。

 先発・マラーが1―0の6回に森下に同点ソロを浴び、試合は振り出しに戻った。それでも打線は必死に食らいついた。1―1の8回1死二塁では、代打・阿部が阪神2番手・工藤から左中間へ勝ち越し二塁打。11年目のベテランが、勝負どころで存在感を示し、再びリードを奪った。

 だが、2―1の8回に登板した3番手・吉田が締まらない。1死から森下に死球を与えると、続く佐藤輝に四球を与えて1死一、二塁。大山を遊ゴロに打ち取って2死一、三塁までこぎ着けたが、あと一人を抑えられなかった。6番・浜田に一塁手の後方に落ちる適時打を浴び、再び同点に追いつかれた。

 そして2―2の10回だ。1死から5番手・松山が森下にサヨナラ本塁打を浴びた。これで今季ビジター阪神戦は6戦全敗。通算対戦成績も2勝10敗となった。