堺市に著作権が譲渡されたイラスト。コブクロ結成前の2人が路上ライブをしている様子が描かれている=堺市提供

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 人気デュオ「コブクロ」の小渕健太郎さん(49)が、路上ライブをする若き日の2人を描いたイラストの著作権が、結成の地・堺市に無償譲渡された。

 市は、堺のPRにつながるグッズ製作などに期待して、民間事業者らが無料で使用できるようにしており、今月1日から申請を受け付けている。(福永正樹)

 小渕さんと堺出身の黒田俊介さん(49)は、別々に路上ライブをしていた1998年に出会って意気投合。同年9月8日にコブクロを結成した。

 南海堺東駅前の堺銀座商店街(堺市堺区)には、その日付を店名にした飲食・物販店「九月八日」があり、イラストは店のシャッターにデザインされている。路上に敷いた段ボールに座り、ギターを抱える2人の姿が生き生きと描かれている。

 市によると、店の発起人でもある黒田さんから「堺の観光振興に役立ててほしい」との申し出があり、店の運営会社から市に著作権が譲渡されたという。

グッズなど活用申請受け付け

 市は、使用目的を「イラストを活用したグッズなどで堺観光を活性化するもの」としており、希望者は、市ホームページに掲載している申請用紙に必要事項を記入し、市観光推進課に提出する。問い合わせは同課(072・228・7493)へ。

展望ロビーでも展示

 若き日の2人を描いたイラストは、堺銀座商店街の飲食・物販店「九月八日」の店頭にあしらわれているほか、現在、商店街近くの堺市役所21階展望ロビーで開催中の企画展「THIS IS KOBUKURO’S HOMETOWN SAKAIHIGASHI コブクロが出逢った街、堺東」でも展示されており、楽しむことができる。

 会場を訪れた大阪市旭区の会社員(54)はイラストをじっくりと眺め、「ボーカルの黒田さんがギターを手にしている姿は珍しい。2人の『始まり』を感じます」と笑顔だった。

 会場ではほかに、2人の等身大パネルやゆかりの地マップなどを展示。メッセージボードには、ファンからの「昔、路上で会いました。こんなに有名になるなんて」「ずっと一緒に生き続けます」などのコメントが並べられている。企画展の開催は来年3月末まで。