イチロー氏 サッカー日本代表に“イチ流”期待&エール「結果出た時、出なかった時、日本人としてどんな態度と言葉を残すのか」W杯は興味津々「1日4試合見ることある」
MLBマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(52)が27日、都内で取材に応じ、サッカー北中米W杯の決勝トーナメント初戦でブラジルと対戦する日本代表に向け、“イチ流”のエールと期待を寄せた。
「サッカーに限らず日本代表のチームには、日本の技術や力を世界に示してほしい(気持ちは)当然ある。けどそれが結果として出たとき、出なかったときに、日本人としてどんな態度を取っていくかが僕は興味を持っている。どんな言葉を残すのか…そういう意識をもってほしい。レギュラーシーズンのゲームでは響かない言葉も、世界での大会はものすごく影響を持つ。日本代表としての意識は、僕はそこに重きを置いていた。結果はもちろんですけど、その自覚をもってほしい」
北中米を舞台に11日から開幕したW杯。米に住むイチローさんは興味津々で、多くの試合を観戦しているという。「普段はアメリカにいるのでアメリカ時間で見られる。9時、12時、3時、6時。4試合見ることもある」と明かした。またサッカー選手の1試合の運動量にも触れ、「サッカーの選手はこんなに動くの!?って。なんなら審判もアスリート。野球とは全然違うし、同じように動こうとすると5分も持たない。サッカー選手の体力はとんでもない」と目を丸くした。
野球選手とサッカー選手の意識の違いにも言及した。「サッカーは完全にチームプレー。役割があって、ゴールのための流れがある。(野球は)めんどくさい競技で、球を速くとか自分との戦いが増えている」と話し、「『チームのために』という感じがうらやましい。野球もチームのためにというのはあるけど、成績が出せなかったらボロクソ言われてクビにされる。チームのためにと言いたいけど、そうは言っていられない」と続けた。
この日は、都内のMUFG国立で行われた「第2回 イチロー DREAM FIELD DAY(ドリームフィールドデイ)」に出演した。ユニクロが協力し、参加した小学生らにスポーツを通して“好き”を見つけてもらうイベント。サッカー元日本代表の中山雅史さん、陸上日本代表の末続慎吾と3人で講師を務めた。
イチローさんは子どもたちに「手加減しないですよ?」などと宣言して笑わせながら、キャッチボールなどで優しく丁寧に指導。「小さい子たちに、体を動かすことは楽しいことで高めていくきっかけにもなる。好きを見つけるそんな思いで接している」と胸の内を明かし、「子どもたちにプロってこうなんだって見せてあげないとダメ。(イベントは)これからも続けていく、そういう気持ちになった」と満足そうな表情を浮かべた。

