JRT四国放送

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価格高騰そして備蓄米の放出と、「令和の米騒動」と言われた2025年以降、コメ価格が安定しません。

今、市場で起きているのが「コメ余り」による、販売価格の下落です。

県内の現状を取材しました。

6月18日、鳴門市のスーパーでは。

(記者)
「こちら、お米売り場見てみると、徳島県産あきさかり増量分5.5キロが3400円」
「去年と比べ、ずいぶんお求めやすくなっています」

(消費者は)
「安い、ちょっと落ち着くね」
「ちょっと増量しているし、買いやすいかな」

今、店頭に並ぶ米は5キロ・3500円前後で販売されています。

価格高騰が続き、「令和の米騒動」とも言われ2025年は、5キロ4000円以上で販売されていましたが、今は価格は落ち着きを見せています。

ここ1年間でみると、5キロあたりのコメの平均価格は2025年、備蓄米の放出で一時下がったものの、年末までは4500円程度の高値で取引されていました。

しかし年明け以降一転、販売価格は右肩下がりに。

平均価格は3588円まで下がりました。

今、市場で起きている現象が。

(M&Mマルナカマート・古林史也 常務)
「今はコメが余ってきている状態で、去年は(コメが)足りなかったが、今年はコメがたくさんとれて」
「また、今の時期は8月ぐらいから新米がとれるので、それで今、余っている状態が続いている」

新たな問題「コメ余り」。

農水省の調べによりますと、4月の全国のコメの民間在庫量は過去10年間で、最高水準となっています。

これに伴い、販売価格は下がり続けています。

この状況に消費者の反応もさまざまです。

(消費者)
「まだ高い、一時期の10キロの値段、10キロの値段で買っていた感覚があるから、高く感じる」
「前の値段にはもう戻れない。農家のためにも3200円(が適正)かな」

徳島市で江戸時代から続く米穀店です。

店を訪れると、意外な光景が広がっていました。

(記者)
「関山さんあんまりお米置いてない」

(関山米穀店・関山隆大さん)
「うちの倉庫ですが、今お米が全然なくてこんな状況」

こちらは2025年9月の映像。

倉庫には山積みの米袋が並んでいました。

しかし6月18日には、米袋が数えるほどしか並んでいませんでした。

別の倉庫も見せてもらうと。

(関山米穀店・関山隆大さん)
「いつもだったら、倉庫パンパンに入っているが、今はちょっと」

なぜ米穀店がコメを置いていないのでしょうか。

(関山米穀店・関山隆大さん)
「少し前ならコメが無くて、とりあえず1つでも2つでもたくさん買っておいたが」
「今はもうすごく在庫がある状況、ちょこちょこ買って、その時の相場で」
「これからは(値段が)上がることがない、少しずつ使う量を買って1、2か月のスパンで買っている」

米穀店が仕入れを控えるほどの「コメ余り」。

その背景にあるのは。

(関山米穀店・関山隆大さん)
「(去年)結構豊作で、かつ備蓄米もある、海外の輸入米もある」
「そうなると今、市場に大量に溢れている状態、国内産のコメがうまいこと売れずに残っている」

ここ数年、ジェットコースターのような相場となっているコメ。

これから安くなる傾向なのは、消費者にとってはうれしい話ですが。

(関山米穀店・関山隆大さん)
「今年は安くなるだろうが、安くなりすぎると農家の収入が減ってしまう」
「そうなると、またコメを作る人が減って、またコメがない状況になってきがち」
「それだけは食い止めて、お互い『この価格なら良い』というところにもっていきたいのが願い」