思春期の子育てアドバイザーの道山ケイ氏が、YouTubeチャンネル「思春期の子育てCh」にて「【中3受験生】進路の話を避ける子どもに親がやってはいけないこと」と題した動画を公開した。動画では、中学3年生の受験生が進路の話を避けてしまう原因を紐解き、親が取るべき具体的なコミュニケーションのステップについて解説している。

動画の冒頭で道山氏は、日常の雑談はするものの、進路や高校の話になると正面から向き合おうとしない中学3年生の息子を持つ親からの相談を取り上げた。道山氏はこのように子どもが進路の話を避けてしまう原因として、「話ができない親子関係」と「受験に意識が向いていないこと」の2点を指摘する。

道山氏によれば、親子関係には2つの段階が存在するという。レベル1は「子どもがしたい話(親にとって都合の良い話)はできる関係」、レベル2は「子どもがしたくない話(親にとって都合の悪い話)もできる関係」である。子どもが進路の話を避ける場合、親子関係がまだレベル1の段階にとどまっていると分析する。

この状況を打開するため、道山氏はまず「愛情バロメーター」を高める必要性を説く。話を聞いてあげたり、好きな食事を作ったりするなど「子どもが望むこと」を積極的に行い、一方で怒鳴ることや常にイライラしている態度など「子どもが嫌がること」をやめることで、まずは良好な関係を築くことが先決だという。

関係性が改善した後は、いきなり長時間の勉強の話をするのではなく、短い時間で「都合の悪い話」を聞く練習を取り入れることが効果的だと語る。日常のお手伝いなど、子どもが本来やりたくないことを少しずつ任せることで、都合の悪い要求を受け入れる耐性を育てていくアプローチを紹介した。

もし子どもが進路の話を適当に流してしまう場合は、「無理に進めようとしない」のが最大のポイントだという。強引に話を進めるとせっかく上げた愛情バロメーターが下がってしまい、逆効果になるからだ。「8月から全力で勉強しても志望校への合格は十分に狙える」と語る道山氏は、今はグッと我慢する時期だと断言する。そして、夏の甲子園の話題から「あの高校に興味ある?」と尋ねたり、「〇〇君はどこの高校を目指しているの?」と友人の話題を出したりするなど、日常会話の中で時折受験の話題を振り、自然な形で子どもの興味を引き出す方法を推奨して動画を締めくくった。

チャンネル情報

元中学校教師【道山ケイ】が中学生とそのお父様・お母様に向けて役立つ情報を発信しています!短期間で成績が上がる勉強法・高校受験で失敗しないための秘訣・不登校の解決策・思春期の子どもの特徴・反抗期の子育て方法など。公式サイト:https://tyugaku.net/