【なるほどッ!】宅配の悩みを解消?…“未来の配送”や「置き配」新サービスも
「news every.」の森圭介キャスターが、ニュースの気になる情報をお伝えする「なるほどッ!」。16日のテーマは、「宅配の悩みを解消? 新サービスも」です。
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宅配の需要が伸びる中、再配達やドライバー不足の問題が深刻化しています。その解消ができるかもしれない取り組みを紹介します。
まずは、ドライバー不足の問題ですが、いま“未来の配達”が始まろうとする動きがあります。
自動運転の開発などをする企業が先月行った実証実験では、ハンドルを握っていない状態で、高速道路の料金所を通過するのに成功したということです。この会社が目指しているのは、荷物を運ぶトラックが無人で高速道路を「自動運転」するシステムだということです。
■高速道路の“無人配送”目指す

一般道は歩行者などがいるため、無人での走行は安全面などに配慮して難しいということで、行わないそうです。高速道路のすぐ近くに切替拠点というものがありまして、ここから高速道路は無人で行きます。無人で高速道路を走行しまして、インターチェンジを降りて、その近くに切替拠点がありまして、ここで人が乗るということで、無人のトラックに人が乗り込み、一般道は人が運転して、荷物を届けるという仕組みだということです。
厚生労働省によりますと、1台のトラックに1人のドライバーが乗って運行する場合、4時間運転したら30分以上の休憩が義務づけられています。
そのため、1日で関東から関西の片道の運行が限界だといいますが、無人運転が実現すれば、1日で関東から関西までの往復が可能になり、単純計算で、輸送力が「2倍」になるということなんです。
実験では、何かあった時のためにドライバーがハンドルから手を離した状態で走行していましたが、2027年度以降には完全に無人で高速道路を走行して荷物を運ぶシステムを目指しているということです。
■再配達の問題解消へ「オートロック解錠」

続いては、再配達の問題です。国土交通省は、再配達を削減するため、置き配を推奨していますが、マンションに宅配ボックスがないと、不在時は再配達になってしまうし、大きい荷物など宅配ボックスに入らないと、再配達になってしまいますよね。
そこで、政府が後押ししているのが、配達員による「オートロック解錠」に関するサービスなんです。どうやって解錠するのでしょうか。
認証を受けた配送業者が、専用の端末で一時的にオートロックの施錠を解除でき、荷物を自宅の目の前まで置き配をしてくれる「スマート置き配」というサービスなんですね。これまで宅配ボックスに入りきらなかった大きいものや、重くて玄関先まで持ってきてほしいものなども置き配が可能になったということなんです。
■オートロック解錠権限…特定配達員のみ

現在は、およそ2万棟のオートロック付きマンションに導入されていて、サービス開始した2021年と比べて、およそ30倍以上に増加しているということです。このサービスは、あくまで受け取る人が置き配を希望した場合のみ活用されるということです。
セキュリティーの面では、オートロックを解錠する権限は身元が確認された特定の配達員のみに与えられ、いつ・誰がロックを解錠したのか履歴が全て記録される仕組みになっているということです。
■宅配ボックスの売り上げ“約2.8倍”も

そして、再配達を減らすことができる方法のひとつに宅配ボックスがあります。戸建ての場合、玄関の前に荷物をそのまま置いておくと、誰かに持っていかれるかもしれないと不安がある方もいるかもしれません。取材したホームセンターでは、宅配ボックスの売り上げが去年の5月と比べて先月はおよそ2.8倍に増えたということです。宅配の需要の増加や置き配の普及などが背景にあるということで、郵便ポスト一体型のタイプなどが人気だといいます。
また、「指紋認証」で解錠できる進化した宅配ボックスもあります。