中国企業のZ.aiがAIモデル「GLM-5.2」を2026年6月13日に発表しました。GLM-5.2の発表に際してZ.aiの創業者であるJie Tang氏はアメリカ政府の命令によってClaude Fableのサービスが停止した件に触れています。





Z.aiは中国に拠点を置くAI開発企業で、高性能AIモデルのGLMシリーズを展開しています。GLMシリーズはモデルを誰でもダウンロード可能なオープンモデルとして公開しているのが特徴で、2026年4月に登場したGLM-5.1はオープンモデルでありながら一部のテストでClaude Opus 4.6を上回るほどの性能を備えています。

中国製AIモデル「GLM-5.1」が無料公開される、一部のテストでClaude Opus 4.6を打ち負かし数時間のエージェントタスクで威力を発揮 - GIGAZINE



そんなZ.aiが2026年6月13日にGLM-5.2を発表しました。Z.aiのモデル発表時にはベンチマークスコアなども公開されるのが通例ですが、GLM-5.2については「新たなフラッグシップモデルである」「強力なコーディング機能を備え、100万トークンの入力に対応し、長期的なタスクの継続実行が可能」という情報が明かされているのみで、詳しい情報は明らかになっていません。

GLM-5.2の発表と同日にはAnthropicの最先端モデルであるClaude Mythos 5とClaude Fable 5のサービスがアメリカ政府の命令によって停止に追い込まれました。Z.aiの創業者であるAI研究者のJie Tang氏はGLM-5.2の発表に際して「特定のフロンティアモデルに対する突然の制限を深く遺憾に思います。フロンティアモデルへのアクセスが非技術的な理由で突然遮断されてしまったことにより、私たちは『科学はグローバルであるべき』という確信を強めています」とコメントしており、GLM-5.2の発表がClaude Mythos 5およびClaude Fable 5のサービス停止を受けたものであることを示唆しています。





GLM-5.2は有料プランの「GLM Coding Plan」の加入者向けにリリースされており、2026年6月第3週にチャットAIやAPI経由での利用が可能となる予定です。また、2026年6月第3週にGLM-5.2をオープンモデルとして公開することも予告されています。

Claude CodeでGLM-5.2を実行するスクリーンショットも公開されています。



Tang氏は「AGI(汎用人工知能)への道は高い壁で囲まれるべきではなく、人類全体が協力する必要があります」「私たちはオープンな姿勢を徹底します。フロンティアインテリジェンスはオープンソースであり、アクセス可能であり、構築可能であり、あらゆる献身的な開発者に奉仕するものとなる必要があります」と述べ、GLM-5.2をオープンモデルとして公開することの意義を強調しています。