日本代表DF渡辺剛(フェイエノールト)が11日の練習後、報道陣の取材に応じ、キャプテンのMF遠藤航(リバプール)が左足首負傷でチームを離脱したことについて「単純にショック。悲しいし、悔しいし、彼がいるいないでチームとして全然違うと思う。ただここは乗り越えないといけない壁で、切り替えないといけない」と神妙な表情で語った。

 涙ながらのミーティングだったようだ。遠藤の離脱は練習直前に選手たちに伝えられたというが、その場では唯一ホテルの部屋で面会していたDF板倉滉(アヤックス)が遠藤の思いを代弁した様子。その場で感情をあらわにする選手もいたという。

 渡辺は「僕も涙は流したけど、僕たちが涙を流していいのかもわからないくらいに航くんが一番つらいと思う。航くんにもLINEをしたけど、やるしかないなと。『応援している』という話だったので、背負うじゃないけど、あの人の気持ちを持ちながら僕たちも戦わないといけない」と遠藤の心境を慮りながら思いを吐露した。

 遠藤の離脱は森保一監督による決断。前日夜の時点で遠藤には伝えられていたようで、その時点で渡辺は遠藤に会っていたという。

「昨日の夜も航くんにも会っていたけど、たぶん分かっていた状態で僕たちには伝えず、今日のミーティングでチームとして僕たちに伝えるという形を航くんが選んだ」。遠藤はチームメートには報告せず、チームを離脱。渡辺は「(遠藤との別れを)単純に受け入れるのは難しいと思った。でも切り替えないといけない」と前を向こうとしていた。

(取材・文 竹内達也)