JRT四国放送

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このところ、毎年のように猛暑の夏が続いていますが、そんな厳しい暑さ対策として、自治体で学校の体育館へのエアコンの設置が進められています。

子どもたちの活動環境はどう変わったのか。

また、災害時の避難所として期待される役割は。

県内の現状を取材しました。

鳴門市撫養町にある、鳴門市第一中学校。

(記者)
「こちらの体育館には、このようなエアコンが設置されていて、ひんやりとした空気が感じられます」

バスケットボール部が練習を行う体育館には、幅2メートル、奥行き80センチのエアコンが10台設置されています。

2025年2月末に設置されたこのエアコン。

設置前の暑さを知る生徒たちは…。

(生徒)
「(練習環境は)だいぶ変わった」
「涼しい環境の中でプレーができているので、みんなすごく生き生きとしたプレーができている」

(生徒)
「(エアコン設置前は)みんなすぐに息切れしていたけど、(今は)ちょっと走っただけでは汗をかかなくなったし、練習もやりやすくなった」

こちらの中学校では、部活動の顧問が温湿度計でその日の体育館の状態を確認し、エアコンを使用するかどうか決めています。

(鳴門市第一中学校バスケットボール部・齋藤佑一郎 教諭)
「夏場は時間を早めに繰り上げて練習していた時期もあったが、クーラーをつけられるようになってからは、学校生活と同じ時間で練習をできるようになっているので、生徒もバスケに集中して取り組めている」

県内24市町村に、小中学校の体育館や武道館への空調の設置率について、ヒアリングを行いました。

阿波市や海陽町などでは、工事不要で使用できる「スポットクーラー」を設置してるものの、多くの予算がかかるエアコンはまだ設置が進んでいないのが現状です。

そんな中、鳴門市では現在、2つの中学校でエアコンの設置が完了。

2027年度中に、市内5つの中学校全てで体育館のエアコン設置が完了する予定です。

市の担当者は…。

(鳴門市役所危機管理局・戸島慶祝 参事官補)
「近年の猛暑を踏まえて、熱中症対策が非常に大切」
「体育館は避難所としての役割もある。被災時に多くの市民の避難が想定される中学校の体育館については、ガスヒートポンプ式のエアコンの導入を進めている」

ガスヒートポンプ式のエアコンは通常、ガスと少量の電気で動いていますが、ガスのみの運用に切り替えることができ、停電発生時にも使用できます。

また、室外機やガスタンクが浸水しないよう、地上から高さ約4メートルの位置に設置しています。

(鳴門市役所危機管理局・戸島慶祝 参事官補)
「平時にはお子さんが楽しく運動できるような施設に、災害時には多くの避難者が暮らす場所になる」
「そういった場所をしっかりフォローしていくことが非常に大切。(空調整備を)今後もしっかり進めていきたい」

子どもたちの活動環境の改善と、災害に向けた備え。

学校と地域の安全を支える取り組みとして、他の市町村でも早急に整備を進める必要があるのではないでしょうか。

この時間は、県内の学校体育館へのエアコン設置状況についてお伝えしました。