テニスの「全仏オープン」は6月1日(日本時間1日)、女子シングルス4回戦が行われ、第16シードの大坂なおみが登場した。第1シードのアリナ・サバレンカと対戦し、5-7、3-6のストレートで敗れて4回戦敗退。自身初のベスト8進出という快挙には届かなかったものの、世界女王を相手に真っ向勝負を展開した。

【映像】大坂の足を止めたサバレンカの圧倒的なプレー

 世界ランク1位に君臨する28歳のサバレンカとの大一番。第1セットは互いにサービスゲームを1度ずつ破り合う、緊迫した息詰まる攻防となった。しかし終盤の第11ゲーム、大坂は手痛いブレークポイントを握られると、渾身のバックハンドが惜しくもネットに阻まれて2度目のブレークを献上。そのままこのセットを先取される。

 巻き返しを狙う第2セットも、第7ゲームで女王の猛攻に晒され、最後は鮮やかなボレーを叩き込まれて先にリードを許す展開に。その後は反撃の糸口を掴めず、第9ゲームでも再びブレークを許し、1時間27分におよぶ力戦の末に屈した。サバレンカから1度のブレークを奪う意地は見せたものの、自らのサービスゲームで計4度のブレークを許すなど、世界トップの圧倒的な圧力に苦しめられた。

 敗れはしたものの、今大会の大坂が見せた躍進は確かな収穫だ。これまでは3回戦進出が最高成績だった赤土の舞台。今大会は初戦で世界47位のL・シゲムント(ドイツ)を撃破すると、2回戦では同72位のD・ベキッチ(クロアチア)、3回戦では第17シードのI・ヨビッチ(アメリカ)といった難敵を次々と撃破。自身初のローランギャロス16強へと名乗りを上げ、クレーコートへの高い適応力を証明してみせた。

 現役最強の壁に阻まれたものの、大坂が演じた熱戦にSNS上のファンからは数多くの感動と労いの声が寄せられている。ネット上では「早起きして観た甲斐があった激しい試合」「サバレンカは強かった…」「サバレンカ姉さん強すぎる…」と女王の規格外の強さを称える声とともに、「格好良すぎて涙出る」と大坂の健闘に胸を熱くするファンが続出。さらに「この敗戦を糧にして進化して欲しい」と、さらなる高みを目指す元世界女王への期待を込めたエールも飛び交った。大きな進化と悔しさを胸に、大坂なおみの次なる挑戦に期待がかかる。

(ABEMA/WOWSPO/全仏オープンテニス)