大阪桐蔭・西谷浩一監督 7回制「断固反対」 出席6人で唯一明確意思表示 第1回高野連意見交換会
日本高野連は30日、導入を検討する7回制の意見交換会を大阪市内で開催し、今春選抜優勝の大阪桐蔭・西谷浩一監督(56)は反対の立場を表明し、現場の意見が反映されない現状を批判した。日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=65)や大学教授ら6人が約2時間の議論。昨年に7回制導入可否を議論した検討会議が「28年度から7回制採用が望まれる」と結論づけた最終報告書をもとに対話する初の試みで、2回目は来月6日に開かれる。
机を挟んで出席者が3人ずつ向かい合い、意見を交わした。冒頭で6人それぞれが報告書を読んだ感想を述べる形で始まり、大阪桐蔭の西谷監督は最初の発言機会で7回制に反対する全国の関係者の思いを代弁するかのように強い言葉で日本高野連に問いかけた。
「大変失礼だが、(9回制を維持する方法を)脳ミソがちぎれるぐらいまでは考えられていないと思います」
今回の出席が決まって以降「最終報告書」を毎日2度の熟読。先日読書をする中で「オープンマインドという言葉と出合った」という。「自分の考えに固執しないようにしろと言われたと思った。だから7回制の考え方に寄り添おうと思ったけど、断固反対です」。暑さ対策など知恵を絞れば、9回制維持の方法は残されていると主張。出席者では唯一、明確な意思を示して譲らなかった。
医学や人権を専門とする大学教授らの意見も交えて議論。日本高野連が昨年実施したアンケートで加盟校の7割が反対など“現場の声”に話題が及ぶと、西谷監督は「(高野連は)どう受け止めているのか。アンケートは何のために取ったのか不信感を持っています。判断を間違ってもらいたくないんです」と再び語気を強めた。
対照的に会を通して出席者から7回制導入を推す意見は出なかった。「7回制ありきではないという言葉を信じて、明日から頑張ります」。覚悟ある発言がないがしろにされないと信じ、最後の一言まで思いを伝え続けた。 (河合 洋介)
