75歳、年齢を重ねたからこその「おしゃれの楽しみ方」。リングもピアスも“大ぶり”こそ似合う
シニアこそ大ぶりなアクセサリーを身につけてほしいと話すのは、彫金家としてジュエリー制作をしているオオクボスミエさん(70代)。年齢を重ねた手元や首元を、すてきに見せてくれるのだとか。ここでは「リング・バングル」のつけ方や、耳の形に合わせたイヤリングとピアスの使い分けを紹介します。
※ この記事は『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』(KADOKAWA刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています

アクセサリーは、年を重ねたからこその勲章

シニアのなかには、アクセサリーを敬遠される方がいらっしゃいます。もう、おばあちゃんだから。シミ、シワもできちゃったし、と。いえいえ、それは大きな誤解。もったいないですよ、と私は言います。
むしろ、シニアにとってアクセサリーは、年を重ねたからこその勲章です。特権です。特権は大切に楽しく使ってほしい。ジュエリーを目立たせるくらいのつもりで着けた方が、本人だけでなく、周囲の人も楽しくなると思うのです。
●シニアのアクセサリーは大ぶりなものを選んで
ショップで華奢な指輪を選ぼうとされている方には、あえて大ぶりなものをすすめてみます。細身の結婚指輪に慣れているせいか、最初は敬遠されるのですが、「着けてみませんか? 手の勲章だと思って」とひと押しすると、ちょっとお顔が変わる。いろいろ試してみると、満更でもない様子。
実際、どんな方にも似合います。見栄えがします。心が躍り、感性まで鋭くなるように、楽しく、元気になってくるようです。
シミやシワもうまくカバーしてくれる

大ぶりなアクセサリーは、着けると、その周辺のシミやシワが目立ってしまうと思われるかもしれません。でも、実際は逆です。カバーしてくれるのです。理由は簡単で、大きいアクセサリーほど、人の目線は、そちらに引き寄せられるからです。
そして、「その指輪、すてきね」と目を釘づけにしてしまえば、もうこちらのもの。本人が気にしているシミやシワは、スルーされ、指のごつさも視線からそれていきます。
だから、私はいつも言っています。シニアこそ、大ぶりなアクセサリーを選んでくださいと。もし、大きいのは派手だからと躊躇されるなら、最初のひとつは、シルバーで挑戦してみてください。モダンで都会的な雰囲気に見せながらも、品がいい。使いやすいと思います。
耳の形でイヤリングとピアスを使い分ける

イヤリングやピアスを着けるとき、耳の形を意識したことはありますか? じつは、耳の形で、イヤリング派かピアス派かに分かれるとの説があります。たしかに、イヤリングもピアスも、耳の向きと形で見栄えが違ってくるようです。
ちなみに、私はピアス派です。それを知ったのは、フランスに行ったときのこと。知り合ったマダムに、こう言われました。「あなたの耳には、ピアスが似合うわね。外向きだから」と。聞けば、耳が外向きに寝ているとピアス。内向きに立っているとイヤリングなのだそう。驚きましたが、耳もまた、人それぞれ形やつき方、向きも違うのだな、という事実を知って、とても新鮮でした。
●大胆で個性的で、楽しいものがよい
そういう目線で見ると、ピアスもイヤリングも、デザインや色が自分の耳に似合う、似合わないがあります。耳元ですから、肌の色との相性もあるし、髪型とのバランスもあります。ただ、私はやはり、耳のアクセサリーも、シニアにはまず、大ぶりのものをすすめるのです。顔に注目させない。首の辺りのシミやシワから目線をはずして、カバーしてくれます。
イヤリングもピアスも、アクセサリーのなかでは遊び心をもって、冒険できるアイテムです。繊細なものには、シニアもミドルも負けてしまう。キャリアを積んでいるから、もう、本人が繊細ではないのです。耳のアクセサリーも、華奢でシンプルなものを求めるよりは、大胆で個性的で、楽しいものがよい。キャリアならではの、余裕と魅力を引き出してくれます。
