KNB北日本放送

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毎年9月に富山市八尾町で行われる「おわら風の盆」で、8月下旬に行われてきた前夜祭の開催が担い手不足などを理由に当面の間取り止めとなることが分かりました。代わりに、行事運営委員会は今年から8月に、特別な鑑賞プランを企画しています。

おわら風の盆の前夜祭は、富山市八尾町の11の町が8月下旬に日替わりで踊りを披露してきました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年と21年は本番とともに前夜祭も中止となり、以降も前夜祭は開催を見送っていました。

おわら風の盆行事運営委員会やおわら保存会は、担い手不足などを背景に、これまでの形で続けるのは難しいと判断し、当面の間、前夜祭の開催を取り止めます。

おわら風の盆行事運営委員会統括・演技部会長 橘賢美さん
「要因的には人員不足がまずひとつ。それと経費が結構かかるので、前夜祭はたいした収入源にならないものですから。形態的には一度廃止して、真新しいもので何か対応を考えていこうということで、どういうやり方がベターなのかというのは、まだ今のところできていません」

踊り手や地方の担い手は、地域外の人にも参加してもらい運営していますが、10年前と比べると全体で3割から4割減っていて、さらに高齢化も進んでいます。また、前夜祭の会場設営や警備にかかる費用も負担となっていました。

こうした中、行事運営委員会はとやま観光推進機構と連携し、今年からは前夜祭の代わりとして「序奏のおわら」と銘打ったお座敷おわらの鑑賞プランを企画しました。

おわら風の盆行事運営委員会統括・演技部会長 橘賢美さん
「来られたお客さまがゆったりおわらを楽しんでいただいて、なおかつ各町内の練習風景もご覧になっていただければ幸いかなと思った企画ですので」

この企画では8月29日からの3日間、人数を限定しておわらを間近で鑑賞してもらうほか、ガイドの案内で八尾おわら資料館を見学してもらうなどの行程を予定しています。