脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルで「立憲民主党と公明党の「新党結成」の報を受け、国会議員の「二つの本能」について考える」と題した動画を公開。立憲民主党と公明党の新党結成協議の報に触れ、国会議員が持つ「二つの本能」という独自の視点から、現代政治の動向を分析した。

動画の冒頭で茂木氏は、支持母体が連合である立憲民主党と、創価学会である公明党という出自の全く異なる政党が新党結成を視野に協議するというニュースに「驚愕した」と語る。「政治の世界は何が起こるか分からない」と、現代政治の流動性について言及した。

その上で茂木氏は、国会議員の行動原理には「二つの本能がある」と分析する。一つは、自身の議席を守り当選することを最優先する「生存本能」である。「選挙に勝つためだったら何でもやるっていうのが、まあ一つある」としながらも、当選しなければ何も始まらない以上、これは議員の存在意義そのものでもあると解説した。

もう一つの本能として、権力や名誉欲だけでなく、純粋に社会を良くしたいという「政治を志した当初の理由」を挙げる。立憲民主党と公明党には、中道的な立ち位置から「生活に困っている人々を助けたい」という共通の理念があるのではないかと推察した。

しかし、理念の実現には「どうやってそれをやるんですか」という大きな課題が伴うと指摘。国内外の情勢が混沌とする現代を「カオス」と表現し、「カオスを以てカオスを制するしかないんじゃないんですかね」と、政治の流動化は時代の必然であるとの見方を示した。

最終的に茂木氏は、今後の政治の動向は、議員たちの「生存本能」と「志」という二つの変数がどう作用するかで決まると総括。有権者に向けて「投票には行きましょう」と呼びかけ、国民一人ひとりが政治に参加することの重要性を訴えて締めくくった。

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