KNB北日本放送

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初夏の訪れとともに子育てするツバメの姿を県内でも見かけるようになりました。
ほほえましい姿ですが、中には、ちょっと困った場所で巣をつくるツバメもいて、無事に育ってもらうため、見守りが行われています。長岡記者がお伝えします。


生まれて間もなく、巣の中でさえずるツバメのひな。無事に育ってほしいと親鳥が餌をひっきりなしに運びます。

KNB 長岡記者
「このツバメが巣を作った家は今後解体予定となっています」


砺波市内のこの家は今年、解体する予定でした。しかし解体を前に業者が家を調べたところ、玄関の軒下にツバメの巣があり子育ての真っ最中と分かりました。

工事関係者
「すぐに従業員がツバメさんおるねと、いよいよもう建物を機械で壊さなくちゃいけないとなったときに、『おい待てよ、これ、ひながおるな』みたいなね。ちっちゃな命ですけど守りたいってのは誰でも思うわけじゃないですか」

県鳥獣保護センターに相談したところ、人間が巣に触れると警戒した親鳥が子育てを放棄する可能性があるため、ひなが巣立つまで待った方がいいと説明をうけました。

業者は対応を話し合い、解体を依頼した人の了解も得て解体工事を延期するという判断をしました。


工事関係者
「あーよかったなと。これで後はもう無事に巣立ってほしいなっていうのだけです。もうそれだけ。」

KNB 長岡記者
「どんなふうにツバメのひなたちに育ってほしいなと思いますか」

工事関係者
「元気に、親がおまえよく育ったなって。だけどこれ壊すからさ、ここには戻ってこれないよねきっとね。それはちょっと寂しいけど。そういうのも乗り越えて、新たなすみかを見つけてもらってまた日本に戻ってきてもらえればいいんじゃないですか」


ひなたちはすくすくと育っていてあと20日ほどで巣立つ見込みだということです。

鳥獣保護管理法では野鳥の卵やひながいる巣を許可なく撤去することを禁じています。県の鳥獣保護センターは野生動物の生活環境を守るため協力してほしいと話しています。