ヤマハ発が倒れず自律走行するバイク新型「モトロイド2」を公開 バランス制御/ジェスチャー操作など進化ポイントまとめ

前回とは異なり、デモ形式でのお披露目ではなく、歌とダンスで演出した煌びやかなデビューだった。
●「MOTOROiD2」デモショーの見どころとポイント
女性が搭乗し、ジェスチャーで「モトロイド2」がスタンドをあげて、2輪だけで自立する

移動しながらダンスを披露する女性。「モトロイド2」はそれを追従する

「モトロイド2」は完全に2輪でゆっくりと低速で自律走行しているのがわかる

ジェスチャー操作で「モトロイド2」はステージの聴衆の近くでストップ。二輪で直立したまま

そこから女性が「モトロイド2」に乗り込む

「モトロイド2」に乗ったまま踊るダンサー。「モトロイド2」も車輪を動かしながら後進する。

「モトロイド2」はもちろん転倒したりバランスを崩したりはしない。ダンサーも安定して踊る。

そしてフィニッシュ。

■ヤマハ発 自律走行する倒れないバイク「モトロイド2」を公開:
●「MOTOROiD2」が進化した点
ヤマハ発動機によれば、基本的にはデザインを含めて、各部すべてにおいてバージョンアップが施されたという。

「MOTOROiD」では機体のテール部分からシールドが持ち上がり、ライダーを包み込むようなデザインだったが、「MOTOROiD2」では機体の前部より羽を広げるようにシールドが持ち上がり、ライダーはそこに重心を預けるように寄りかかってホールド感を感じるライディング姿勢になった。これによって、ライダーの脚部を含む下半身の自由度が従来より向上した。

バランスを取る原理は前輪と後輪の間に搭載されたバッテリー(重量が大きい)を振り子のように動かして倒れないようにする、そのしくみは「MOTOROiD2」でも同じ。バッテリーにはカバーが付いてスタイリッシュ感が増している。

●「MOTOROiD」とは
「MOTOROiD」は、未来における人とマシンのインターフェースとは、果たしてどのようなものか? モビリティに知能化技術を融合させ、その概念を検証する実験モデルとして開発された。当時、脚光を浴びたディープラーニング(AI)とはどういうものかをヤマハ発動機社内で研究・実証する目的もあったようだ。わずか8ヶ月という短期間で「MOTOROiD」は自らバランスをとって倒れない感覚やジェスチャーによる指示(コマンド)を認識することを学習した。
■2017年に発表した初代「MOTOROiD」:
ヤマハ発動機は、「MOTOROiD」のコンセプトを、人とマシンがパートナーのように呼応し合う親密な関係になれば、そこに「未知の人機官能が生まれるはず」と仮説を立てたという。
同社は「MOTOROiD」の進化モデルと位置づける「MOTOROiD2」を「オーナーを認識して起き上がり、伴走し、その背に乗せて走行する生き物のような生命感と、「人生の伴侶」のような存在感をもつパーソナルモビリティ」と位置づける。
自らをセンシングして不倒状態を保つバランス制御「AMCES」や、オーナーの意思をくみ取りながら状態を判断する「画像認識AI」の深化、さらにこれまでの二輪車には存在しなかった新たなストラクチャー“LEAF”を身にまとうなど、人とマシンの呼応に特化したスタイリングを主な特徴としている。

●黒山健一選手の電動バイクによるパフォーマンスも公開
ヤマハ発動機のブースには歌う会話ロボット「チャーリー」やReal Sound Viewing、立体音響システムなどヤマハ株式会社が多くの協力を行っている。ヤマハ発動機のプレスブリーフィング(発表会)には代表取締役社長 日郄祥博氏が登壇、更にはゲストとしてヤマハ株式会社取締役 代表執行役社長の中田卓也氏も登壇して、ヤマハとヤマハ発動機の社長のトークショーが行われた。

左がヤマハ発動機の代表取締役社長 日郄祥博氏、右がヤマハ株式会社取締役 代表執行役社長の中田卓也氏
そして、そのブリーフィングの前に、電動バイクによるパフォーマンスが実施された。
■電動バイクによるショーとヤマハ発動機のJAPAN MOBILITY SHOW 2023プレスブリーフィング:
