「アル」の鎧をキャステムが「錬成」

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精密鋳造メーカーのキャステム(広島県福山市)は、アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の登場キャラクター「アルフォンス・エルリック(アル)」の鎧を1/1スケールで再現した「アルの鎧」を、2022年7月16日に同社直販サイト「IRON FACTORY」などで発売した。

ステンレス鋼を1700度で溶かして型に

同作の主人公「エドワード・エルリック(エド)」の弟で、母親の錬成に失敗し体を奪われ、エドの決死の行動により魂のみを鋼鉄の鎧に定着させて生き続ける「アル」。鎧の頭部を、ステンレス鋼を温度1700度で溶かして型に流し込み製作した。

完全再現するため特別なデフォルメなどは行わず、同社のデジタル原型師が設定に忠実に3Dデータ化したという。

先着50人には特典として、アルの命ともいえる"血印"を刻印した桐箱のパッケージに封入される。

重さは約11キロで、目および髪は取り外しが可能。完全受注生産のため、注文から納品まで約3か月を要する。

価格は16万5000円(税込)。