俳優の田中圭さん(写真は2018年10月6日撮影)

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ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)の映画化が決定した。2019年放送の大ヒットミステリーで、21年12月に全国で公開する。ドラマから引き続き、企画・原案を秋元康氏が担当、俳優の原田知世さんと田中圭さんがダブル主演を務める。映画の舞台は「パラレルワールド」だ。

ドラマでは、原田さんと田中さん演じる年の差新婚夫婦が住民たちの「殺人ゲーム」に巻き込まれる展開だった。ところが映画公式サイトには、2人が東京都内のマンションに引っ越す日を起点に「全く新しい物語が始まる」とある。ドラマとは全く別物になる可能性も。

「みんな一緒で元気がいい」

「パラレルワールドってどういうことなの...??マンションの住民とのほのぼのライフがみれるという事...??混乱」「パラレルワールドにするなら......コメディ&ほのぼのに突っ走っても良いよ」

ツイッターでは、こんなストーリー予想が出ている。続編ではなく、異なる世界での物語なら、ドラマでは亡くなる住人も含め「みんな一緒で元気がいい」というのだ。公式サイトには「あの"交換殺人ゲーム"が始まらなかったら」という意味深なフレーズがあるため、終始笑えるコメディータッチの内容になる可能性もあると見ている人もいる。

ただ、ドラマ「あなたの番です」のイメージが強すぎて、映画でも殺人事件に発展してしまうのではというツイートも少なくない。「交換殺人起こらないこのマンション全然予想できない」という声のほか、タイトルや登場人物などドラマから変わっていない点を挙げて、「何かしら殺人は起きるんかなあ でもそしたら犯人バレバレだしな」と推測する人も。

ただ公式サイトには、原田さんと田中さん以外のキャスト情報が公開されていないため(3月10日正午現在)、ドラマに登場した住人が「同じ設定」で現れるかは不明。いずれにしても、原田さんと田中さん演じる新婚夫婦が「生きて、幸せに暮らしてほしい」という願いはファン共通のようだ。

映画化「どう、断ろうかと」

ドラマ「あなたの番です」は、最終回で「謎」を残して終わった。そのため秋元氏は同作の映画化の打診をされた時、正直「う〜ん」と考え込んでしまった、と公式サイトにコメントを寄せている。

「2クールのドラマの最終回は、いくつもの謎を残しながら視聴者の想像を掻き立てる思わせぶりな終わり方をしましたから。続編と言ってもなあと、どう、断ろうかと思案しているうちに、ふと思いつきました。「もしも、〜だったら?」という、『あなたの番です』のもう一つの世界です」