日本では職場を転々とするよりは、一か所の職場に長く勤務したほうが評価される傾向がある。そのため、すぐに仕事を辞めてしまうことに自己嫌悪を抱く人は一定数いる。ガールズちゃんねるに1月19日、「仕事が続かない人の生き方」というトピックが立った。

27歳のトピ主は、仕事が一年以上続いたことがないという。毎回「長く勤務したい」と意気込むものの、半年ほどでしんどくなって辞めてしまうようだ。そこで、自分のように仕事が続かない人はどのように生きているのか意見を募った。(文:石川祐介)

「評価されると幻滅されたくないから辞めたくなる」


仕事が続かないことに共感する声は多く寄せられている。

「私も仕事が続かないです(人間関係面倒くさくなってしまう)」
「私は人間関係が上手くいってる時や自分が評価された時ほど辞めたくなる。幻滅される前にみんなの前から姿を消したいと思ってしまうんだよね」
「私もすぐ辞めちゃう。早い時は1日でバックレ」

人間関係を理由に退職する人は多いが、一方で良好であっても期待を持たれることに恐怖心を覚えてしまう人もいた。

「私は2年が最長でした。毎日同じことをする仕事が苦手であり、飽きてしまうことがわかりました」

と長く勤務しているといろいろな業務がルーティン化されてしまい、新鮮さを感じずに転職する人もみられた。理由は十人十色ではあるが、「辞めたい」と考えているビジネスパーソンは多いだろう。

フリーランスも選択肢に入れてみる

また、自分に合った働き方を見つけた人からの声もみられた。

「私も一年以上続いたことがなかったので、このままではいろいろな人に迷惑をかけてしまうと思い、フリーランスの仕事を選びました」
「続いて1年とかです。基本的に働く事が向いていません。ネットオークションやフリマアプリでいわゆるせどりをして、生計を立てていた時期が何年かあります」

「働くこと=就職すること」と考えずに、自分の力でお金を稼ぐことに挑戦してみても良いかもしれない。

フリーランスは一見ハードルが高く感じられるが、最近は働き方も多様化しており、以前よりもチャンスはあるように思える。まずは副業で月1万円稼ぐことから目指して、いつでも会社を辞めても良いようにスキルや経験を積んでおくのも悪くない。

さらに、

「私も1年続かなかった。でも正社員じゃなくてパートで入ったら今3年続いてます。私の場合歩合制が向いてるんだと思った」

と長く働いても、責任を問われない非正規雇用を好む人も一定数いる。いろいろな職場に挑戦することで、自分に合った働き方が見つかるかもしれない。

「どんなことがあっても3年は続けるべき」とよく言われているが、3年間勤務した方が良い理由なんて職場や業種によってまちまち。海外では転職経験が多い人が"多くの会社に必要されている優秀な人材"と考えられることもある。「辞めたくなったら辞める」でも問題はなく、トピ主は特に気に病む必要はないだろう。